小生、前立腺癌にかかりました。と言っても初期なので、ほとんど心配は要りません。
ことの発端は、退職前後から小便の出が悪く、夜中に3回はトイレに行くという症状が出始め、これがだんだんひどくなったため、今年の5月頃泌尿器科に受診したことでした。
尿の出が悪いのは、前立腺の炎症によるものと診断されましたが、念のため血液検査によるガン検査を受けませんかと医者から勧められ、受験したところPSA(癌の可能性の指数だそうです)が11という値を得ました。PSAのまったく正常な人は4以下、反対に100%癌という人は50以上だそうで、小生の場合、20〜30%の確率で癌の可能性があるとのこと。
精密検査として、前立腺の細胞を採って検査(生検という)することになり、1日入院して肛門から注射器を入れ、CTを見ながら10本も標本を採取されました(結構痛い)。この結果、そのうちの1本に癌細胞ありとの所見で、さあそれからが不安の連続でした。なぜなら、この癌細胞が初期なのか、末期なのかこの時点では分かりません。それを判定するのに骨への転移を見るCT(骨シンチという)検査を受けるわけですが、予約を取ってから検査結果が出るまで約1ヶ月。
この間、もし転移していたらどうしよう、身辺整理もまだなのに、遺言はなんと書こうなどとまったく生きた心地がしませんでした。佐世保でクラス会をやるとの話でしたが、どうしてもそのような気分になれず、岡本君には大変申し訳ないことながら、欠席させていただきました。
幸い転移はなく、当初述べたとおり癌は初期の段階とのことでほっと一安心したところです。 前立腺癌は、進行が極めてゆっくりだそうで、現段階では5年ぐらい放っておいても大丈夫とのこと。そのうち手術で摘出する予定ですが、病院が今予約で一杯なので、手術するのは来年ぐらいでしょうか。
天皇陛下もこのような状態で手術されたのではないかと推察しています。皆さんも心当たりのある方は早めに検査されんことをお勧めします。血液検査は簡単ですから。日本ではまだそれほどでもないけど、アメリカでは癌の死亡率で1、2を争うのがこの前立腺癌だ
そうです。
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投稿記事の1番目に病気の話で恐縮でした。
皆々様のご健勝を御祈り申し上げます。
北 村
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