近況レポート
 

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飛鳥Uと神戸ルミナリエ 松ちゃん (H18.12.18)


「ロマン」船上より「飛鳥U」「オリエンタルホテル」「神戸ポートタワー」



神戸港震災メモリアルパーク

風来坊さんの「飛鳥U」を拝読させてもらった、美しい船だなーと思うと同時にどこかで見た船だなー・・・・。

そうだ・・昨年12月18日、神戸港中突堤に係留中の「飛鳥U」をカメラに収めていたのを思いだしました。


11月中ごろ、女房殿が「今年(2006年)は神戸ルミナリエの期間が短かくなったそうだよ・・。ルミナリエも今年で終わりかもよ・・」と、のたまう。呉のイルミナーレも市の経費削減と電力消費量抑制のため今年度(2006年)から中止になっていた。


「Y旅行でサンキュウパー(3,980円)で連れて行ってくれるそうよー」このように言い出した時は、「神戸ルミナリエに行きたい!」と云う意思表示なのである。

一昨年(2005年12月)、それでは行こうと予約をしたのだけれど、12月初めに風邪を引き、体調不良でドタキャンした経緯があるので、今回はどんなものかと・・思い悩んだ。


メリケンパーク東側のベイサイドクルーズ乗船口横



ベイサイドクルーズ「ロマン」乗船券

先のことがあまり約束出来ない自分の体調を恨めしく、「もう少し、様子を見よう」とナマ返事をした。その後、暖冬で体調もすこぶる良く、これなら行けると決断し、12月8日に「空いてる日ならいつでも良いから・・」とY旅行に予約を入れた。

18日なら、3席キャンセルがあり、空いているとの事。平日(月曜日)だが、会社を休んで出かけることにした。


会社も2年前にオーナーから、「まっちゃん!もう楽になったら!」と云う言葉に甘え、呉支店作業部の一コーナーに席を設けてもらった。

仕事には一切係わらず捨扶持を享受している。

中小のオーナー企業で捨扶持は無駄飯食いではないのかと思いつつ、「功労者だから・・」とのオーナーの暖かい配慮に感謝し、自由奔放に出社している。


モザイクガーデン岸壁より「飛鳥U」



クルーズ船「コンチェルト」船首越しの
「飛鳥U」「オリエンタルホテル」

12月18日、呉駅を07:30に出発したバスは山陽道・阪神高速を走り神戸へと・・。

駐車場の第一突堤には13時頃到着した。あとは出発予定時刻まで自由行動である。

ルミナリエの点灯予定時刻は18:00である。それまでに食事を終わらせて、『フロントーネ』(玄関装飾)前に進出しておきたい。



前回(2003年12月)訪れた時は、中華街からルミナリエ入り口の『フロントーネ』まで余りにも多くの見学者で、先に進めず、点灯の瞬間を見逃した。

今回は早めに『フロントーネ』前に行き、待機して点灯の瞬間を見たい。


神戸ポートタワーと中突堤中央ターミナル横付けの
「オーシャンプリンセス」



点灯前の『フロントーネ』(玄関装飾)。MS銀行前歩道より。
車道を挟んで両側歩道上には点灯を待っている多くの見物人(16:15)



『フロントーネ』(玄関装飾)前の車道中央に進出
(17:04)

バスの添乗員の説明では、

@ルミナリエ会場内は元町方面から、東遊園地方面への一方通行です。

A点灯予定時刻は18:00ですが、20〜30分早くなるかもしれません。昨日も30分ほど早く点灯しました。

B点灯前の『フロントーネ』付近が一番込み合います。点灯の瞬間を見たい方は1時間以上前から待つ覚悟でお願いします。


C来場者の数が半端な数ではありません。一度通過して、二度目に挑戦することは考えないで下さい。必ず一度でバスに帰ってきて下さい。

D出口の東遊園地から、バス駐車場の第一突堤までは、通常では歩いて10分そこそこですが、2倍以上の時間がかかると思って下さい。第一突堤の方向はいたる所に掲示されていますが、迷ったら必ず付近の人に聞いて下さい。

E出発予定時刻は18:50です。それまでにトイレを済ませて、バスにお帰り下さい。とのことであった。


点灯直後の『フロントーネ』(玄関装飾)前
(17:40)



『フロントーネ』(玄関装飾)とガレリア(仲町通り)

添乗員の説明に従い、16:30までに『フロントーネ』(玄関装飾)前に進出しておきたいので、それまで港と中華街で時間を潰すことにした。

昼食はバスの中で女房殿お手製のおにぎり弁当を食べたので、夕食は早めに中華街で軽いもので・・・と、腹づもりを立て、海岸通りからメリケン波止場方面へと歩きはじめた。


まもなく、「神戸港震災メモリアルパーク」の入り口に着いた。その内側を見て驚いた。大震災で崩壊した波止場をそのままの姿で、外側を新設護岸で囲って保存されている。



『フロントーネ』(玄関装飾)とガレリア(仲町通り)撮影モードを夜景に変換


阪神・淡路大震災時、神戸の岸壁はこのように崩れていたのか・・・絶句・・。

あの時、災害派遣艦艇部隊の一員であった、期友のI司令(当時)の岸壁横付時の苦労話を思い出した。


また同じく期友の阪神基地隊N副長の壮絶なる戦いの日々を思うにつけ、この保存されている崩壊した岸壁を凝視することは出来なかった。

ましてやカメラに収めることも出来ずじまいだった。早々にこの場を離れたかった。


ガレリア(仲町通り)内



スパッリエーラ(サークル)の外側から

少し歩くと、「二人で千三百円です!」「ペヤーで千三百円です!」「クルーズ船に乗りませんか!」「所要時間は45分です!」「まもなく船がきます!」と大声で、ベイサイドクルーズの呼び込みをしている。

大人一人が八百円なので、二人なら安い。女房殿が乗りたそうにしているので、時間潰しに乗船し神戸港内見物をすることにした。


クルーズ船は、60トン136人乗りの「ロマン」で下船場所は中突堤の中央ターミナル。


中突堤で降ろしてくれるのなら、歩く距離が短くなるので好都合であった。まもなく「ロマン」がやってきた、乗船口(メリケンパーク東側)横の料金表に目をやると、大人800円、中高生・シルバー600円と記載されているではないか!

「俺たちシルバーだよなー」「シルバー料金の方が安売りペヤー券より安い!」と係員に問いかけると、シルバー券に差替えてくれた。私達も還暦を過ぎたシルバーなのである。料金が安くなったのでなんだか嬉しいような、そうでないような、微妙な感情である。


スパッリエーラ(サークル)の内側から



スパッリエーラ(サークル)の内側から

クルーズ船「ロマン」に乗船し、港内を一巡し中突堤に帰ってきた。私も女房殿も大阪出身なので、神戸で何度かデートしたことがあり、懐かいポートタワーに目をやると手前に大きな美しい船が横付けされていた。

カメラを取り出し、窓ガラス越しにその美しい船を撮影した。この船が「飛鳥U」だった。


風来坊さんの記事「飛鳥U」を拝読した時、「ああーあの美しい船が飛鳥Uだったのか!」と確認できました。



光のカッサアルモニア:サークル外側から


中突堤中央ターミナルで「ロマン」を下船しました。ハーバーランド「モザイクガーデン」で遊んで、その後中華街で早めの夕食を駆け込みました。―なんだか小学生の日記のようだ―

前回(2003年12月)点灯の瞬間を見逃した失敗を教訓に、16時過ぎには、玄関装飾『フロントーネ』前に進出を終え、点灯まで待機することにしました。

もうすでに多くの人達が両側歩道に待機していた。車道は未だ開放されていないので、警備員が「車道に降りないでください!」と連呼していた。


光のカッサアルモニア:サークル内側から



光のカッサアルモニア:サークル内側から
(フラッシュ撮影

17時に『フロントーネ』前車道が、車両通行止めになり、見物者に開放された。私達は我さきにと車道の中央に無事進出でき、写真撮影には絶好の場所を確保。

17:40音楽が流れ「まもなく点灯します!」との放送があり点灯。『フロントーネ』が点灯した次の瞬間、ガレリア(仲町通り)が一瞬にして一斉点灯した。

ドミノ倒しのように、手前から向こう側に順々に点灯するのかと思っていましたが、一瞬にして同時点灯しました。思惑が外れ、少しがっかり。


その綺麗な電灯装飾を観賞しながら、ガレリア内を20分程で通過し東遊園地へ。

そこには「スパッリエーラ」があり、今回はそのサークルの内側に「光のカッサアルモニア」が輝いていました。

黒山の人だかりで、前の方に行けなかったが、写真を撮ることができた。


光のカッサアルモニア:サークル内側から



光のカッサアルモニアの屋根(天蓋)

その内側上方には「KOBE―ルミナリエ 継続開催のため募金にご協力下さい。」と書かれており、その下方に小さな黄金色の鐘が数多くぶら下がっていました。

その鐘に向かってコインを投げ入れると、「チリン」「チリン」といい音色の音がします。

多くの人達がコインを投げ入れていました。この鐘の音は途切れることはありませんでした。



第一突堤のバスは予定どおり18:50に発車し、呉の自宅には予定より早く23:30に帰ることができました。

このようにして私達の2回目のルミナリエ見物も無事終了しました。


光のカッサアルモニアの内側



光のカッサアルモニアの内側


関連するホームページ


 神戸ルミナリエ

 神戸市神戸港


 神戸港震災メモリアルパーク


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