近況レポート
 

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呉・江田島地区 水道・工業用水の断水 呉特派員 (H18.8.28〜 ) 

第1報 (H18.8.28)


25日午後より呉市の一部、江田島市のほぼ全域で水道・工業用水の断水が続いています。

これは広島(太田川水系)から、呉・江田島地区に送られてくる送水トンネルの崩落事故(矢野の北側)が原因で、復旧には約3週間かかるそうです。断水箇所が段々増えてきております。28日現在、3万2千世帯。

昨日から、同期の皆さまや親戚等々からテレビを見て呉での断水を知ったので、「お宅は大丈夫か?」との問い合わせが相次いだので、呉・江田島の断水について、お知らせします。

断水地区は呉市では吉浦・天応・川尻・仁方・広白石。音戸の波多見から倉橋。江田島市では、江田島町・沖美町の大部分、能美町・大柿町全域です。

幸い我が家の方は、断水の心配はなさそうです。

しかし、工業用水が止まってしまったので、会社の方は水のやり繰りが大変です。日新製鋼(呉製鉄所)では、戻水(処理循環水)と海水で、工場別に稼動日を定めて、部分稼動しております。高炉・製鋼を5日間稼動し次の2日間は熱延工場、そしてまた5日間高炉・製鋼工場を稼動し3サイクル3週間を乗り切る予定です。


海上自衛隊(呉)は300トンの水船を出して離島(能美島等)への給水を、陸上自衛隊(海田市)は1トンの給水車で本土側の給水に活躍しています。

現在呉市では節水について広報活動が続いています。
くわしくは次のホームページを見てください。

  呉市水道局ホームページ

  広島県ホームページ 「呉市等への水道送水施設の事故について」

  事故発生位置図

  事故状況写真

  復旧工事の状況


                               呉特派員

第2報 (H18.8.29)


旧市内は、断水がなかったので、大多数の市民には関心が薄かったのでは・・旧海軍が整備した水源地からの給水で私達は助かっています。

各給水ポイントでは陸上自衛隊の給水車、離島や江田島の貯水池には海上自衛隊の300トン水船が活躍しており、県・市の要請で給水支援の数が増えてきております。

岩盤が崩落した送水隋道は1965年から使用しているが、点検は送水を止めないとできないため、79年に一度しただけだった。

崩落現場を視察した藤田知事は「4年前に点検を実施する計画であったが、利用者の協力が得られなかったので、点検ができなかった。あの時点検しておれば、今回の崩落事故はなかったのに・・・」と現場でテレビに語っていた。利用者とは工業用水を利用している、王子製紙(広の旧東洋パルプ)・日新製鋼・淀川製鋼所・中国化薬江田島工場か?または水道水利用の呉市・旧音戸町・旧倉橋町・旧江田島町・旧大柿町・旧能美町・旧沖美町か?

利用者の協力が得られなかったといって未来永劫に点検をしないつもりだったのか?知事やメンテナンス担当責任者の設備管理・危機管理意識の欠如もはなはだしい。

トップは色んな場面で決断と実行を迫られることがある。結果論だが知事と当時の水道局長の実行力と調整力のなさが今日の結果を生んだと云う責任は免れない・・と私は思う。

 江田島市ホームページ

                              呉特派員


第3報 (18.8.31)


昨日から、呉市では広島の瀬野川水系の増送水(5000T/D)を受け、川尻・仁方・広白石・吉浦(東)・西中央地区(4700戸)にバイパス給水が、順次開始されました。まだ天応・吉浦(西)他は陸自の給水車が頼りです。


江田島町地区には、海上自衛隊水船・民間水船で貯水池・ポンプ場に給水を行っており、水量が纏まれば部分給水を開始しています。能美、大柿、沖美町には陸上自衛隊13旅団・10師団の災害派遣車両が展開して、給水活動を行っています。また、役場職員やボランテヤにより水等の災害救援物資が配布されております。


工業用水が止まっている各工場では、貯水池水・循環水・海水等でやりくりを行っています。また民間のチャーター船で水の確保に努めています。


  陸上自衛隊第10師団のホームページ


                                 呉特派員


第4報 呉市全地域の断水解消のメド (H18.9.1)


9月1日中には、呉市全地域の断水解消のメドがたちました。


市民の節水により2000T、本庄水源地より使われていなかった送水路から6000T、計8000Tが確保されたことにより、断水が続いていた吉浦・天応・音戸・倉橋地区に給水が可能になりました。

江田島地区は、海上自衛隊輸送艦・民間水船により、貯水池に水補給がなされ、部分給水が出来るようになりました。江田島市を4地域に分け4日に一度のサイクルで給水(4時間/日)可能になった。

昨日は雨が降り、水ガメの貯水量がさらに確保されることを喜びました。水ガメの減少が心配な日々である今日この頃です。

                                   呉特派員


江田島地区の断水状況(追加) (H18.9.1)


江田島地区では断水が続いていますが、奥小路水源地を使っている
術校地区及び津久茂地区、中郷地区の一部は、断水はないそうです。

これは、旧海軍の施設を使っている地区です。小用、中郷地区の大部分(小用への道路より南側地区と思われる。)、その他の地区はほとんどが断水状態です。ただし、呉特派員の報告にもありましたが、江田島地区については、海自及び民間の給水船の活躍で、小用のポンプ場に給水し、時間給水が可能になったようです。

以上簡単ですが、追加情報です。

                                   並木道


第5報 江田島地区断水解消 (H18.9.5)


9月5日:江田島市は4時間給水から12時間給水に切り替えていましたが、県・呉市から新たに8000T/Dの増送水を受け、明日(9/6)0時から24時間給水が実施されます。


給水支援活動を行っていただいた陸上自衛隊(13旅団・3師団・10師団・14旅団)海上自衛隊・各自治会・ボランティヤの皆さんご苦労様でした。ありがとうございました。

なお送水トンネル崩落箇所の復旧見通しは9月15日であり、県工業用水の給水開始は15日以降になる予定です。県工水の給水を受けていた各工場にとっては、まだまだ苦しい状況が続きます。

  復旧工事

                               呉特派員


江田島地区の断水状況(追加2) (H18.9.5)


本日(9月5日)の情報で、江田島地区の断水は終了、9月6日から通常の給水が可能になるとのことです。


給水管の正規の復旧は、今月中旬とのことですが、呉方面の本土側から川等からの給水を実施して、江田島へ送ることにより、給水を実施できることとなったようです。

約10日間の断水でしたが、暑い時期で、大変だったろうと想像しています。
以上取り急ぎ、お知らせまで。

                                並木道


第6報 送水崩壊トンネルの復旧は11日 (H18.9.7)


呉・江田島両市で断水が発生した、送水トンネルの復旧工事の完了見込みが、4日早い11日になる予定。


崩落した岩石の長さが45m(350トン)とみられていたが、10.5m(100トン)だったため工期が短縮された。また壁の崩落もなかったようです。11日中に通水を開始するので、9時間後には断水している工業用水も復旧する予定です。工場側(日新呉製鉄所の場合)も、序々に通水量が増加するので稼動再開する工場を段階的に増やしていく計画です。

現在呉市から送水されている、江田島市等への水道水は段階的に県水道水に切り替えていくようです。

                                呉特派員


最終報 崩壊トンネル送水を開始 (H18.9.12)


呉・江田島両市で断水が発生した崩落トンネルの復旧工事は11日完了。17日ぶりに送水を再開した。以前と同じ28万トン/日を供給。工業用水が止まっていた各工場も、送水を受けフル操業に戻った。


江田島市に給水を続けていた海上自衛隊も撤収。これまで16日間にわたり、「おおすみ」「とわだ」など輸送艦・補給艦・給水船など延べ69隻を派遣していた。12日、県知事は陸自13旅団・海自呉総監部を訪れ、感謝状を贈呈する。10月には、事故原因と点検のあり方を調査・検討する専門委員会を設置するようです。

設備を持って、そのメンテナンスを疎かにすれば、手痛いシッペガエシを食らうことは自明の理。

もし今回の事故が民間会社の設備によるトラブルであったなら、テレビ新聞等報道機関は連日メンテナンス不良とその責任を追及したことだろう。そして損害賠償責任を問う大合唱が・・・・。

第一報で述べたように、メンテナンスを疎かにした知事と水道管理者の責は小さくない。

                                呉特派員 

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