「江田島再訪の旅」の記録

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40周年記念「江田島再訪の旅」・総会その2


総会の光景



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とわ会会長挨拶

今を去る40年前の昭和42年3月、志を同じくする若者達がこれから始まる厳しい教育訓練に対する期待と不安を胸に、この海軍伝統の地である江田島に集いました。

霊峰古鷹山を背に、そして江田島湾を前庭とする赤レンガ、松の緑と白い砂の織り成すキャンバスは明治、大正、昭和、平成の時の流れに流されることなく、その佇まいと共に海軍、海上自衛隊の歴史と伝統を今に伝えて参りました。


長い時の流れの中で培われた歴史と伝統の霊気が満ち満ちた中での1年間の修練が若い候補生を立派な海上武人に育て上げました。

そして同時に断っても断ちがたい同期生としての絆をも培いました。


総会の光景



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1秒を争う起床動作、疲労と睡魔と戦った午後の座学、分隊の誇りと名誉を賭けての総短艇、信号競技、心臓が張り裂けると思った弥山登山競技、8時間塩水漬けの遠泳訓練等々、息をもつかせぬ次から次ぎへの日課と行事、知力気力体力の極限、限界を求める教育訓練、これらが同期生の絆を日一日と強めて参りました。


修練の1年間は候補生一人ひとりにとりこれまで生きてきた如何なる年よりも全力を出し切った言葉には尽くせない充実した1年間でした。

昭和43年3月18日、148名の幹候18期生は無事修業の運びとなり、同時に幹候18期生会「とわ会」会員として同期生の絆を確認し合いました。

爾来40年、「とわ会」会員の皆様は夫々の職種で海上武人として立派に勤め上げられ御無事に退官なされました。


総会の光景



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本日40周年の記念の江田島再訪を含む「とわ会」総会及び懇親会に奥様方を含め全国から125名がお集まり下さいました。

不幸にして我がクラスは既に徳永、中田、新谷、大崎君の4名を失いました。お亡くなりになられた4名の同期生に哀悼の誠を捧げたいと思います。


さて本日再会を果たして見ますと、40年の時の経過は当時の紅顔の美少年に無残な仕打ちを情け容赦なく下したようでありますが、この江田島の再会が時の流れを振り払い、同期生の心を、いや身体さえも40年前に若返らせると信じたいと思います。


総会の光景



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本明日、再会を喜び、昔話に、はたまた苦労話に、大いに同期生としての旧交を温めて頂きたいと存じます。

改めて同期生の絆を再確認し、これからの人生においても引き続き同期生として、相互に助け合って生きて行きたいものです。

終わりになりましたが、この40周年記念行事「江田島再訪の旅」は谷、山田、松本君が担当委員として計画、実行に当たってくれました。


万全の計画作成、細部調整そして執行の多大な労力に対してクラス一同、心より感謝申し上げたいと存じます。

御都合によりこの40周年記念行事に参加の叶わなかった同期生の皆様に於かれましても、どうかお揃いで末永くご健勝であられますことを心より御祈り申し上げご挨拶とさせて頂きます。


       とわ会会長


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