近況レポート目次
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「てつのくじら館」背景に灰ケ峰 灰ケ峰の標高は737mで呉市の郵便番号(〒737)と一致している
大和ミュージアム3Fテラスからの「てつのくじら館」
4月5日、実物の潜水艦を国内で初めて展示した、海上自衛隊呉史料館(愛称:てつのくじら館)が呉市宝町の大和ミュージアム前にオープンした。
グランドオープンに先立つ4月3日には開館記念式典が挙行され、呉総監式辞・海上幕僚長挨拶・広島県知事、呉市長が祝辞を述べた。 式典には期友の谷、山田、梅野、長谷、池田君が出席したもようである。 池田君は潜水艦「あきしお」の艤装員長・初代艦長として「あきしお」建造竣工にかかわった者として感激もひとしおのことであっただろう。
「てつのくじら館」入口案内板
潜水艦「あきしお」の説明書
海上自衛隊呉史料館は、昨年1月23日起工で、鉄骨三階建て、延べ約3,600平方メートルの建物で、海上自衛隊佐世保史料館の水上艦、鹿屋航空基地史料館の航空機と並んで、潜水艦と掃海を展示する史料館です。
「てつのくじら館」玄関
館内は各フロアーごとに「海上自衛隊全般」「掃海」「潜水艦」とテーマー別に展示し、本物の機雷や魚雷も展示されており、実物の潜水艦を「みて」「触って」「体感する」貴重な体験ができるようになっている。
1階エントランス 「今日の海上自衛隊」「海上自衛隊の歴史」
1階 エントランス
1階 海上自衛隊の歴史
2階 掃海の歩み
各フロアーの展示内容は 1階:海上自衛隊の歴史 呉という地に深く関わりあいながら発展してきた海上自衛隊の歴史を紹介 今日の海上自衛隊 海上自衛隊の歴史
2階 機雷処分用ロボット「S−4」実機と
奥は実物大で再現した掃海管制艇「ははじま」の後甲板
2階 機雷の種類と技術
2階 Sー4
2階 ははじま後部デッキ
潜水艦の変遷(導入・開発)
国産潜水艦第一号「おやしお」模型
3階:潜水艦の活躍 常に隠密に行動し、深い海の中から日本を守っている潜水艦の活躍を、その歴史と技術、乗員たちの生活など、さまざまな角度から紹介
潜水艦潜望鏡:覗くと呉湾が見える
潜水艦の変遷 (「はやしお」クラスから「おやしお」クラスへ)
潜水艦とは 潜水艦の機能 艦内生活 士官寝室ほか艦内装備 サブマリナーへの道 潜水艦の変遷
魚雷の変遷 潜水艦にとっての脅威 潜水艦の救難 二本の魚雷を積んで飛ぶ無人ヘリコプター「DASH」 潜水艦「あきしお」体験 海自情報ステーション 初代「くろしお」8倍双眼鏡・海軍伊400型潜水艦用双眼鏡
3階 魚雷
3階 二本の魚雷を積んで飛ぶ 無人ヘリコプター「DASH」
1階 売店
1階出口側:売店(ミュージアムショップ) 来館の記念品となる「てつのくじら館」オリジナル商品、海上自衛隊グッズ等を販売しています。
「てつのくじら館」 2006.01.23:「海上自衛隊呉史料館」起工式 2006.06.19:潜水艦「あきしお」陸上展示用に改修のためドックに移動
展示用潜水艦の入り口
艦長室、歴代艦長名簿の初代欄に 期友の名が記されている
展示用潜水艦に入って直ぐ左側に 「トイレ」と「シャワールーム」
発令所
2006.09.24-26:潜水艦「あきしお」陸揚げ、史料館敷地へ移動 2007.03.20:「海上自衛隊呉史料館」報道関係者へ公開
2007.04.03:「海上自衛隊呉史料館」開館式典・特別公開 2007.04.05:「海上自衛隊呉史料館」グランドオープン
2番潜望鏡、右後方(写真では潜望鏡の向側) 床面に階下の覗き窓がある
潜水艦「あきしお」要目 基準排水量:2250t 長さ:76.2m 幅:9.9m 深さ:10.2m
階下の魚雷発射管室と魚雷
3階 情報ステーションに備えてある双眼鏡
右側:海軍伊400型潜水艦用双眼鏡 左側:初代「くろしお」8倍双眼鏡
「てつのくじら館協力会」について 呉水交会会員の有志を中心にして「てつのくじら館」のスムーズな運営に協力するための会―「てつのくじら館協力会」―が立ち上がりました。 個人会員の年間会費は千円で、会費等の資金は広報資料の作成や、案内ボランティアの支援に活用されます。
潜水艦艦内説明模型
「てつのくじら館協力会」会員証
現在案内ボランティアの絶対数が不足しており、掃海・潜水艦等OBの協力を呼びかけています。 呉特派員