近況レポート
 

近況レポート目次

前ページ

廻り地蔵 元関口 (H18.12.1)


当地(小田原)には「廻り地蔵」という風習?、行事?があります。

時代劇で見るような運ぶとき背負うようになっている黒塗りの厨子(高さ90cm、巾40cm)に入った金色のお地蔵さんを各家庭に持ち廻り安置しお供えをしてお賽銭を添えて次の家に運びます。



家に「滞在」させる期間は自由ですが最低一泊はしているようです。

前回我が家に来たのが何時だったか記憶にありませんから長期滞在の家もあるようです。

一緒についてくる賽銭を当面の必要経費に使い返せるまで次の家にまわせなかった時代もあったと聞きました


しかし「宗教上の理由」、「面倒くさい」と言ってパスする家が増えてきたようで今回限りにしようという声もあるようです。

今日我が家に来たので写真を添えて紹介します。



東京の通勤圏にこのような風習が残っているのは面白いと思いますが、都市化(マンション、アパート暮らしで置く場所がない、核家族で常時家にいる年寄りがおらず共稼ぎで対応出来ない)が進むにつれ存続が難しくなるのでしょう。

他にも祭りは多く17日から「道祖神」の行事が始まります。

昨年から2年間の世話人の役が回ってきたので1月12、13日の祭典に向け既に2回夜の打ち合わせに続き、年末年始に山車の組立、飾り付け、祭典当日の受付、後片付け等寒い中で屋外の作業が続きます。

この様子も後日お知らせしようと思います。


                 元関口
  目次へ  TOPへ  前ページ