近況レポート目次
前ページ
完成した屋台
12月17日、解体して保管してある 自治会の倉庫から祭典広場に運びます。
「前回「廻り地蔵」の投稿で「道祖神祭」の様子も知らせたいと書きました。 1月13日に道祖神祭は終了、14日に片付けとその後に行われた「どんと焼き」で全て終わったので紹介します。
屋台(これは山車ではなく屋台というそうです)の車輪、木製で鉄のタガをはめています。 腐食防止のため昔は水田に埋めておいたそうで冬場に裸足で掘り出すのは大変な作業だったようです。 水田のない現在油混じりの水をいれたドラム缶に沈めて保管しています。
屋台の車輪
祭典広場で屋台の組立です
10月の打ち合わせに始まり1月7日から「屋台」の組立を始ました。 6日からの予定でしたが大雨で7日からのスタートでした。 昨年は好天に恵まれたので今年はついていないなと思いましたが7日から昨日まで好天で助かりました。
「屋台」は立派なもので昔は国道1号線を引き回したそうで重く頑丈に出来ています。 いつ頃からか交通事情や引くための人も集まらないので固定設置になったようです。
大分できました
屋根を乗せればほぼできあがり。後ろ姿です
しかし国道に面した空き地は一昨年まで行った場所も家が建ち昨年、今年やった場所も売りに出されるという噂もあり来年はどうなるか不透明です。 また昔は娯楽の少ないうえ半農半漁の土地でしたから祭りを楽しみに出来た作業も勤め人が多くなった今は人手の確保にも苦労しています。
今年も6日からの3連休で一気にやる予定でしたが6日が出来ず9日からは勤めのある人は来ないため私も含め「年金生活者」だけの老人作業になりました。 以前は夜間もやったようですが能率は上がらないし勤めから帰った人が出てくるとは思えないので昼間だけの作業になりました。 夜間作業は飲みながらやる楽しみもあったようですが集めた「ご祝儀」を飲み食いに使っているという批判もありいろいろな面でやりにくくなっているようです。
屋台は完成しました
今年の出し物「八重垣姫の武田勝頼への一途な恋」の説明書きです
屋台を横から見た所です
今年の出し物は「八重垣姫の武田勝頼への一途な恋」で屋台の正面に飾った説明書きです。 うちを含めて3町内会が行いますがそれぞれ相談なしに秘密裏に出し物を決めるそうです。 私は「向原」地区で他に「中宿」「西」の地区が行います。
NHKにも入っているという東京の人形店と契約して出し物にあう人形を運んでもらいます。 この2体の1週間の借り賃は157,500円だそうです。 最初のセットは人形店がやってくれますが夜間は近くの世話人の家に預けます。 分かっている積もりでも夜中に襖を開けるとギョっとするそうです。翌朝我々だけでセットするのは大変な作業です。
夜は照明で浮き上がります
宵宮
12日は「宵宮」で、夜は子供会が「めえりゃんせ、めえりゃんせ、道祖神にめえりゃんせ」と囃しながら賽銭箱を担いで町内を回り寄付を集めます
祭典当日、夜はここで「祭り保存会」が太鼓の演奏をします。 車輪がついているので分かりますが昔はこの屋台を引いて町内を回ったそうです。 今広場が面しているのは国道1号線なので現在は動かさず、次に出てくるトラックに太鼓をセットして子供会が演奏して町内を回ります。
祭り保存会の太鼓の演奏
町内を回る太鼓を乗せた屋台
町内を回る太鼓を乗せた屋台で「祭り保存会」の担当です。
「中宿」地区の出し物「竹取物語」
「西」地区の出し物「宮本武蔵」
隣の「中宿」地区の出し物は「竹取物語」です。 「西」地区の題は「宮本武蔵」で国道に面した場所がないためトラックに設置して回ります。 我が「向原」の前を通過するところです。
私も2年間の義務は果たしたので4月から次の人に申し継ぎます。 私の組は9軒なので2年任期でやれば次は16年後のはずですが高齢を理由に断る人も居そうなので早く番が来るかも知れません。
屋台裏のテントでは「祭り保存会」が燃料補給中です
酔いに任せて屋台にあがる人も出ます
因みに私の属する「向原」地区は16組で構成されています。 貴重な「文化財」なので残さねばと思いますが次の番の時は自分が何歳なのか、身体が動くのか心配です。 取りあえず「最大非番直」で来年は冷やかしに行きたいと思っています。
寄付の掲示です。 左端上から4段目が私の分で3,000円の寄付ですが景気づけで倍の6,000円と表示してあります。
寄付の掲示です
「どんと焼き」会場
14日は朝から片付けで午後は道祖神の飾り物、正月の飾り物等を集め「どんと焼き」を海岸で行います。 左の高架は西湘バイパスです。 元関口