近況レポート
 

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ドイツで本場の美味しいビールを飲む旅 (H30.1.21〜1.28)


念願の本場でビールを飲む旅が実現した。本来は来年の金婚式で行く計画であったがそれまで体力が続くか心配であったので、先取りしてしまった。
私の故郷、北海道札幌はビールの発祥地、そしてドイツのミュウへンと姉妹都市、そんな関係でいつかは本場で思い切りビールを飲むことを夢見ていた。
1月21日から28日にかけて実施、もちろんツアーで一人旅は許可が下りず、二人旅。小生はもっぱらビール一筋、相方は観光および買い物、うまくいくのかな。

行く前にしっかりドイツビールの勉強、日本ではビール会社は大手が四社それぞれいろいろな商品を発売しているが発泡酒も含めてせいぜい各社十種類くらいであろう。しかし驚いたことにドイツにはビール会社が二百社以上そして銘柄の種類は5000種類以上という、さすがビール国。また、ドイツには発泡酒のような、まがい物少ない、ほとんどのビールが本物のビールである。五百年以上の伝統のあるドイツビールは「ホップ、麦芽、水、酵母」の四種類だけで醸造する法律があったそうです。それをいろいろアレンジして多種多様のビールが出来ている。この麦芽100%は日本でいう高級ビール「エビスビール」である。これが100円200円ぐらいで売っているそうである。取りあえず百聞は一見にしかず、現地へレッゴー。

21日7時過ぎに我が家を出発9時35分の長崎空港発の羽田行き羽田着、国内線から国際線へ移動、出国手続き15時20分ルフトハンザ航空で一路フランクフルトへ旅の仲間は添乗員含めて28名、ちなみに男性は7名。特に問題なし。



一日目 これから飛行時間12時間、飛行機は日本では珍しいジャンボ機、満席だから500名以上乗っているのかな。搭乗してすぐに機内は真っ暗、お休みしなさいということかな。2時間ぐらいして食事、何食か知らないがこんなもの、飲み物はもちろんビール、ドイツでも缶ビールがあるみたい。銘柄はヴアルシュタイナー、味はサッポロ黒ラベルと同じ、飲みやすい。もう一本飲みたかったが我慢しておこう。
それから3時間ぐらいしておやつの時間かな、つまみ見たいのが来た。飲み物はビール、おんなじ種類。今頃は北極の真上くらいかな。着陸1時間前にまた食事? 当然飲み物はビール、ドイツビール一種類制覇。

ドイツは日本との時差マイナス8時間、ドイツ時間1910フランクフルト空港に無事着陸、入国手続き、ホテルには21時頃到着。
また寝なければならない。小生は飲んでいるのですやすや、相方は眠れずベットでゴソゴソ。



二日目
7時から朝食、たくさんのハムの種類ソーセージ、そしてチーズ皆うまそう。パンもいろいろ、飲み物はとりあえずビール。最高にうまい。
周りを見ても朝からビールを飲んでいるのは小生のみ。みんな遠慮しているのかな? 郷に入れば郷に従う。ドイツ人は一日中ビールを飲んでいると聞いていた。




8時ホテル発、リューデスハイムへ。町中散歩、ドイツといえばライン川、船でライン川クルーズ。川の両岸は中世のお城だらけ、説明されても皆同じに見える。整備されている物もあれば廃墟となっている物、至る所に建っている。とりあえずビール、船のスナックには一種類しかなかった。銘柄はビットブルガー、アルコール度6パーセント、色も味も日本のビールに近い。うまいね。まもなくローレライ、伝説ではライン川の船乗りがこの崖の上から聞こえてくる女性の美しい歌声に聞き惚れて、多くの船が難破したそうである。

下船後レストランで食事。魚のフライ、シタビラメかな? 後はでっかいジャガイモ、とりあえずビール、銘柄解らないけど黒ビール、日本と違って焦げ臭くない、値段は500mlで500円くらい。




次は世界遺産「ケルン大聖堂」に、さすがにでっかい。1248年建設開始、高さ157m完成まで600年以上かかったそうである。写真では全部写らない。
塔の上の鐘楼までの上りますかの案内があったが、さすがに遠慮、中も大きくステンドグラスが素晴らしい。



約1時間の自由時間あり、付近を観光する。ビールの買い出し、連れはお土産探し、周りはブランド店が多く酒屋はなかなかなかった。それらしい見せに飛び込みビールを探す。
左からクロンバッハ、日本の味
フリューケルシュ、炭酸少なく水みたいなビール
ハイネッケン、日本でもおなじみ、しかしこれは独ビールでなかったオランダのビールでした。てっきり独ビールと思っていました。ただし日本で作っているハイネッケンとは味か違いました。これはおいしい。
帰りの車中でハイネッケンいただき。


今日の見学終わり2時間かけてホテルに帰る。連泊なので同じホテル。

遅い食事夕食、ビールは先ほど買った物を部屋で試飲する。飲みやすいが少しづつ味が違うので面白い。ビールは飲んだがまだ6種類、ペースが遅い。




三日目
朝早い、朝食7時、とりあえず朝のいっぱい。つまみに事欠かない、生ハムもソーセージチーズもおいしい。

今日の観光は古城、ハイデルベルグ城、しかし今では700年の歴史を持つハイデルベルグ大学が有名、大学の町になっている。悪い学生を閉じ込める学生用牢屋が有ったのには驚きました。昔の学生は勇ましいのがいたみたいです。
古城はあまりにも大きく復旧出来てないようで一部のみ現在使用しているようで有る。ワインが22万本も入る大樽はすごい、ワインの試飲も最高。


昼食はドイツの田舎料理「クラウト・ヴィッケル」、
なんということもないロールキャベツ、相変わらずでっかい芋付き。

飲み物は地ビール、ハイデルベルグビール。
創業400年以上の老舗ビール工場の製品。
料理はまずかったがビールは最高。



次は城壁の町ローテンブルク、城壁に囲まれた中世からほとんど変わっていない風景。中世にタイムスリップ。どこを見てもおんなじ家。
とりあえず酒屋を探す。相方はお土産や探し。

小さなスーパー見つけた。前から探していた栓抜きのついたたビールをゲットする。
品名解らないけど、店員はビールといったので購入する。
調べてみると、ハリヤープショールはミュウへンの老舗のビールと解った。夕食前に小さいのと大きいの2本飲酒する。思ったほどおいしくない、ピルスナーはのどにかっとくるほどの炭酸強い。今日までの成果9種類



左から
フレンスブルガー・ピルスナー(辛口)
ドウンケル(黒ビール)
ハリヤープショール・アニメーター()
ヘフェーバイス




四日目

今日の朝食はビールちょっと休み。真面目な食事。昨日のビール2本もってバスに乗り込む。目的地ヴイースまで4時間の旅、日本からのつまみ(柿の種)でビール飲む。大瓶の黒ビールアルコール度8パーセント、こくがありうまい。小さい黒は飲みやすい。

世界遺産「ヴィース巡礼教会」見学。
昼食は田舎料理、「マウルタッシエン」最高にまずいドイツ料理なのかな。口直しにビール、どこのメーカーか解らない。コスターにケーニッヒピルスナーと書いてあった。やっぱりビールはおいしい。ドイツでのレストランの食事はどれもあまりおいしくない。ジャガイモがたくさん入っている。ドイツの人は結構食に関しては質素のようである。

だんだんと雪の多いところに来ています。世界遺産「ヴィース巡礼教会」ちぃっちゃな村の小さな教会。中身は素晴らしいものでした。寄付金で作ったみたい。信仰というのは力がありますね。




次は今回のツアーの目玉でもある、ノインシュバンシュタイン城。これは世界遺産になっていませんが、綺麗なので非常に人気がある場所です。
シーズンの時は見るために何時間も待つそうです。ディズニーランドのお城はこれをまねしたそうです。

寒くて大変でしたが、今の時期はゆっくり見ることができました。それより大変なのは片道40分の坂道を上がっていかなければならないことでした。1000円ほどで馬車があるそうですが、満員にならないと動かないそうで時間がかかるみたいでした。

我々一同は上が集合場所であったので皆さん徒歩で上がって行きました。真冬ながらついたときには汗だらけ、ガイドさんに風邪を引かないように注意されましたが、皆さんどうしようもないという顔。中は撮影禁止、
日本語で丁寧に説明してくれました。金に糸目を使わず建てたようです。それも別荘として。昔はこんなことが出来たのですね。今回は冬期でもまれに見る晴天であったので、歩道が凍結していなかったので簡単に歩くことができました。普段は今の時期、雪が降り大変らしい。



出発まで30分ほど。例により酒屋を探す。当然なかったがお土産屋さんに地ビールがあったので購入する。
左の2本はお城の絵柄がついている完全な地ビール、名前は不明、帰りのバスで飲酒、ちょっと癖がある。

3番目のビールはヘレスラガー、ポピュラーなビール甘い感じがする。4番目はミュウへンで一番古いビール工場の製品です。アルコール度が5.6と強い。どちらかといえば好きなタイプ。

今日はミュウヘン宿泊、19:30にホテル着。結果的には2本バスの中で開けてしまう。遅めの夕食、さすがに疲れました。夕食ビールなし。部屋でゆっくり試飲する。今日は7種類合計16種類

ミュウヘンでビヤホールへ行きたかったがホテルが郊外の遠いところでやむなくあきらめる。一番の楽しみであったが残念。




五日目
朝食、ホテルのビールはホフプロイ、ミュウヘンの有名なビール、マークに王冠がついていて昔宮廷専用の醸造所の用であった。飲みやすいおいしいビールでした。もうドイツも最後、後はウイーンに行ってしまう。なんとか頑張って飲もう。

8時にホテル出発、ザルツブルグに向かう。映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地として有名なミラベル庭園、冬はただの雪の原、暖かい時期には綺麗なところと思います。モーツアルトの生家の前でパチリ。本場のウイナーコーヒーを飲む。近くに雑貨屋があり、ビールを5本購入。

昼食はなんと中華料理や、なんでドイツで中華料理を食べなければならないのか。とりあえずビール。次はハルシュタット、あまり聞いたことはない所。岩塩がとれるということで栄えたそうである。この寒い中、湖で遊覧船に乗る。寒くて誰も外に出ない。夏なら最高と思います。



左からアウグスティ老舗のビール
ディバァンセ 白ビール
デスペラードス フランスのビール
トウルマーピルス 地ビール
ジップフアー オーストリアのビール

見学終わり、ドイツを後にウイーンへ向かう。約5時間のバスの旅、ビールは積み込んだ、ゆっくり試飲するか。よそ者のビールはのけて3本試飲する。
20:00にウイーンのホテルに到着、すでに真っ暗、ドイツは今の時期17時には日没、夜となります。遅い夕食。部屋に帰り、残りのオーストラリアのビールを飲む。うまいけどなんか味が違う、もう一つのフランスのビールがくせ者、さすがにこれはビールでない。テキーラが入っている。カクテルビールと書かれている。フランスではこんなのが飲まれているのか。これは今回の試飲から外す。

本日銘柄不明を含め6種類。合計20種類、明日は一日強行軍、ビールを探す暇はないようである。





六日目
7時朝食、朝のビールは銘柄ジップフアーでした。いただきます。
8:30出発ウイーン市内観光、世界遺産「ベェルベデーレ宮殿」へ、お宝がたくさん。クリムトの絵画「接吻」は有名。ここもシーズンオフ、ゆっくり見ることが出来ました。

次はまたでかい教会、シュテフアン寺院、もうこれくらいでは驚かなくなった。今回の旅行のいいところは、どこでもゆっくりと見ることが出来たことですが、景色は全部白黒写真、カラーは絵はがき見て想像する。

ドイツも、オーストリアも土日はほとんどのお店が休み、レストランも同じ、従って今回もお粗末な小さなところに連れて行かれた。もちろんあまりおいしくない。ビールで我慢。昼食後やっと自由行動が少しとれた。ただし連れてこられた日系のお土産店、しかも近くで開いている店がない。最後のお土産買い。引き続きさえないレストランで夕食、全然おいしくない。ほとんどの人が残してしまった。うまいのはビールだけ。




19時から最後の観光地世界遺産の「シエーンブル宮殿」、コンサートを含めて2時間30分の見学ツアー。
絢爛豪華な立派なお城、1441もの部屋があるそうである。
面白いことに使っていない部屋を賃貸し住宅として貸している。世界遺産をこんなことしていいのかな。


早いものでこれで旅行は終了。明日ウイーンからフランクフルトへ飛んでそこから日本に帰ります。帰りも飛行機の中ビール飲めるね。

ドイツでビールを飲む旅、結果は毎日一生懸命飲んだが20種類しか制覇できなかった。観光と一緒じゃ無理のようでした。しかし自由時間が多ければ途中で飲み過ぎ倒れていたかもしれない。年相応の計画としておこう。

しかしビールは安い。レストラン等では一杯500円ほどしますがミネラルウオーターもワインもほぼおなじ値段、ビールの中ジョッキ(500ml)は割安。どこで飲んでも本物のビール、当たり外れはなく美味しかった、ただし地ビールは特色を出すために少し癖がありました。これもビート党としては楽しい。二人とも元気なうちの海外旅行これが最後かな。来年の金婚式は近場の温泉でゆっくりしよう。

最終フライト、機内のドイツビールで旅の無事を祈って乾杯。


       南須原


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