近況レポート
 

目次

前ページ

次ページ

大野山ハイキング (令和元年5.18)


御殿場線の谷峨駅



谷峨駅から大野山山頂付近を見る


令和元年5月18日(土)、神奈川県丹沢大山自然公園(西丹沢)に属する大野山(723m)へ。
JR横浜駅から国府津駅、御殿場線に乗り換え、谷峨で下車、大野山の山頂が見える。これを目指し、さっそく歩き出す。

田植え準備で、清水が満たされつつある水田からカエルがゲロ!ゲロ!大合唱の出迎えを受けながら嵐橋(つり橋)を渡る。
渡る人数制限は、最大10名と注意書きあり、我々(5名)は、一度に勇躍渡った。



渓流釣りを楽しむ釣り人


川の流れは、かなりゆっくり、酒匂川の上流(支流)とのこと。
釣り人が二人視認できる。どうやらヤマメ釣りの様子。アユ釣り解禁は6月。

釣竿の先が川下に流されている様だ、鮎釣りの、友釣りの動作とは異なる。
この緩やかな流れでは、アユの遡上はないかもしれない。
橋から覗いてみたが、川の底に光り輝く若アユの動く姿はなし。



綺麗に咲く、あやめ?



休憩小屋前に木彫りの雉


大野山ハイキングコースの案内板が出てきた。猿には餌をやらないでください!とある。下山時に猿たちに会うことになる。
歩き始めて、まだ、まだ、体が慣れなくて、体全体が重く、怠い。
東名の自動車騒音が遠くに聞こえるようになってくると、木立の隙間から清風、小鳥の声が聞こえだした。

歩道の草花は、赤、白、黄色と咲いている。
先日、JR新橋駅前で開かれていた古本市で購入(500円)した「山地の森林植物図鑑(解説:奥田重俊)」を、車中でにわかに勉強してきたが、さっぱり合致する草木に出会うことはない。図鑑勉強の楽しみは、現場ではなくて、まさに、机上の楽しみなのかもしれない。



少し曇り、山並みが綺麗!



綺麗な山菊



可憐な、すみれ草


見渡しの良い所で、素晴らしい山並みを見る、新緑で燃えている。
水源の森と呼ばれているのが、なるほどと頷ける。
富士の裾野方面、ブルーリッジ マウンテン(大好きなカントリーの歌詞:Take me Home Country Roads Blue Ridge Mountains)とは、この通りだろう。思わず叫びたくなる気分、ハイキングに来てよかった。
山頂近くになると、昔、牧場があったとの事で、緩やかに開け、なだらかスロープ。牧牛は今はいない。人気のハイキングコースだそうだが、どうしてかなり厳しい。



大野山山頂



山頂から見る丹沢湖


山頂まで2時間45分(約12,000歩)を要していた。楽しい昼食。丹沢湖、高松山(801m)も見える。あいにく、雲がかかり、富士山が望めない。
しかし、これに勝る山並み、木立、濃淡鮮やかな新緑、その揺れる音は、心を癒してくれる。ハイカー達の笑顔、山頂に立った安堵感が清々しい。

下山の方が、要注意、膝や足元に細心の注意、ゆっくりと歩く。鹿よけの鉄棒製の扉(二か所あり)が、歩道の入り口にあるので開けて入り、またこれを閉めて歩きだす。
猿が登場、撮影することができた。初めての体験だ。
谷峨の駅が見えてきた。釣り人はまだいる。無我の境地か?楽しいことだろう。



野生の猿を撮影


ハイキングを終えた。一休食堂(谷峨駅近く)に入る。ビールはこの上なく旨い。声が弾む!常温で日本酒を注文、小皿の上になみなみと注がれたコップ一杯が出された。お酒が飲める健康に感謝!
谷峨駅のベンチにやっとたどり着き、休んでいると、なんと線路山側でカエルの大合唱、また鳴いている。今度は、見送りか?カエル達の合唱定期演奏会も近いのかも知れない。
素晴らしいハイキングでした!

              岡本


  目次 TOP 前ページ