横須賀の一部を紹介します。
幕末から明治初期にかけて、ヴェルニー(造船技師)がフランスからやってきました。開国直後の幕府の意を受け、横須賀製鉄所を建設することに尽力(12年間)し、小栗上野介忠順等と横須賀村に慶応元年(1865年)、横須賀製鉄所(後に鎮守府造船所、海軍造船廠、海軍工廠)を起工しました。
日本最初の洋式灯台観音崎灯台、品川灯台等は、横須賀製鉄所が、設計施工しました。軍艦「清輝」運搬船「函館丸」等を建造、艦船263隻を修理(日露海戦大勝利に貢献)、日本各地に西洋技術を伝えました。
この記念館は、JR横須賀駅下車海側(徒歩1分)にあります。
そこから、海上自衛隊横須賀地方総監部、対岸に米海軍横須賀基地が臨め、当時の先進技術工場に沸く横須賀を感じます。記念館前から横須賀の繁華街へと続くヴェルニー公園、洒落たウッド・デッキの上を歩くと、海軍の逸見波止場衛門(保存され現存)もあり、横須賀湾の潮の香り、公園内のバラ(約2000本)が有名です。今は二度目の開花(多数のボランティアが手入れ中)、初秋を待っています。
岡本
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