近況レポート
 

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通勤ウォーク 岡本 (H19.11.22)


八丁堀(かめわりはし)



八丁堀(かめわりはし)

八丁堀駅の二つ手前で下車、東銀座から築地、八丁堀と、少し足早に健康確保を兼ねて通勤時間を活用、約20分程度、歩いてみると、色々感じることがある。

昔ながらの豆腐屋、喫茶店、駄菓子屋らしいところが目に入り、懐かしさが心を和ます。

そして、朱色の小さい鳥居の奥(入一地蔵菩薩)を覗いて見ると、なんと、「お供え物等は当分置かないで下さい」と小さな貼り紙がしてある。

贅沢な時代なのか、環境保護の行き過ぎなのか?


少なからず、江戸情緒の漂う築地、八丁堀界隈まで、管理社会が人情味を浸食しつつあるように思われる。

櫻川公園の辺りは、早朝ではあるが、人だかり、何だろう、なんと愛煙家(喫煙者)の人達が、出勤途上に、公園を喫煙場所として、職場への到着前に一服している。

この現象も昔では考えられない。


八丁堀界隈



八丁堀界隈

早朝、公園にたむろしている人は、覚えている限りでは、サラリーマンではなかったはずだが、なんか社会の構成様式も変化している。

IT化による職場環境の変化以上に、生活環境、もちろん、人の流れ、その行く先、場所の活用方法が大きく変化しているのにびっくりする。

そんなことを考えながら通勤ウォーク時間を楽しみ、職場近くへ、職場に入ってみると、皆さんPCに向かって仕事開始、始業前の情報収集(新聞代わりにPCを見つめている)、もちろん自分も同じ、この前まで存在していたような職場での楽しい一時の雑談はほとんどない。


雰囲気は、かなり変わってきている。職場での疲れ方も変わってきたことだろう。

余裕がなくなってしまったのか、小生を含め少しかわいそうな気分。

歩く事は、考える事であると「良寛さん」の本にあったのを思い出す。歌舞伎座、築地本願寺等は、存在する。そして万年橋、入船橋等の名前だけはまだ生きている。

今後、激変の生活様式の変化に耐えられるものは何か?文化も文明も少し怪しい。

           岡本


八丁堀界隈


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