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東京方面へ向かう大型客船
調布飛行場から約30分、ドルニエDo228 410km/h(ドイツ製)、19人乗りで、新島空港へ。 着陸寸前、横風にあおられながら到着する。 調布を離陸すると、右手に湘南海岸、江ノ島等を見ながら南下、大島,利島をかすめて新島。 気象条件が悪いと有視界飛行のみの運航のため、直ぐに欠航となる。
夏期は、若者がサーフイン、海水浴、テニス合宿で大変なにぎわい、上半身裸体(男性)、ビキニ姿の女性達がレンタルサイクルで走り回る。 夜は、浜で気勢を上げながら花火に熱中、若者の天下。 本島は、コーガ石(抗火石)が取れるので有名。 世界では、地中海のシシリー島と新島のみとの事?
新島南側
新島黒港、画面右側に空港あり
「クサヤの干物」が有名ですが、現在7社が合同社屋に入り、製造販売しています。 覗いて見ると、ムロアジ、鯖等を塩汁(300年前からの伝承された防腐、殺菌効力ある塩汁)に浸け、天然干しにする。 幸い、新島は空気と風が良い。これらが、焼くと猛悪臭を発する見事な「クサヤ」を作り出す自然環境とか、丁寧な説明を得ました。 さすが民宿では、悪臭のためか「クサヤ」が食卓に出されることはなかった。
高速艇で20分、式根島へ。 ここは、比較的波静かな入江(泊:流人船が風待ちをした)が多く、ダイビングスクールがあり、新島とは様子が異なりダイビングで海中散歩等を楽しむ人達、釣り人達には、たまらない所。 多くは、東京方面から訪れている人達が目に付く。
新島本村(画面左側)
式根島(野伏港)
午後16:00発(式根島:野伏港)新島黒根港へ、この便を逃すと新島へは帰島出来ない。 チャーター便は22,800円とのこと、片道420円で帰島することが最良。 船から見る新島は南国特有の低木が多く、コーガ石がむき出し、崖崩れ、岩肌むき出しの島、山頂にはロラン局(海上保安庁)、テレビ塔(中継塔)が見える。
新島西側、海辺に近い塩湯、間々下温泉(300円)の露天風呂から南海の水平線(東京から約150km南)に沈む真っ赤な夕日を見ていると時間経過のスピードが、都心とこんなにも違う! まさに、この時間に、のんびり感を楽しみつつ、明日のミサイル試射場への輸送業務の安全を祈りました。 岡本
コーガ石(抗火石)の彫刻(道路沿いに多く見られる)