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立佞武多の館
青森空港目前
ナクア白神リゾートホテル(青森県鰺ヶ沢、元プリンスホテル)から約23km、五所川原の「立佞武多の館」を訪ねる。 猛吹雪、最近地吹雪体験ツアーがあるそうだ。雪は足下、下から上に向かって舞い上がる(降る?)、まさに雪嵐、何とか、館に入ることができた。 友人の案内で、ねぶたを見ることになった。弘前ねぶた、青森ねぶた、そして、五所川原(青森県)の立佞武多、その館に入ると、びっくり、22mの高さのねぶた、3のねぶた(山車)がある。
最初、大きなスクリーンに映し出される真夏の夜の祭り、歓声、かけ声、ねぶたの歴史を勉強し、そして、螺旋状の通路(エレベーターもあり)をねぶたの高さまで上り、近接距離から見る。 立佞武多の中に灯が入る、灯りを落とした館の暗闇に燃え立つ立佞武多、灯りは、現代のLEDだそうで、旧式の電球とは異なり、真夏の夜には、さぞかし一段と映えると想像できる。
22mのねぶた
ねぶたの頭部、3階から面会
坂上田村麻呂が敵をおびき寄せるために、人形や、笛、太鼓を用いたことが始まりと言われる説が、ねぶたの由来。たくさんのはねとのかけ声、「ラッセラ」、「ラッセラ」が良く知られていますが。この立佞武多では、更に勇壮に「ヤッテマレ」「ヤッテマレ」と叫び、練り歩く、ただし、高さが22mですので、運行コースは電線、看板等が規制され、コースが確保されているのに驚き、もちろん、マンション、ホテルの3階、4階から見ると迫力満点、8月のお祭り当日は満杯、満席(観覧席が作られる。)だそうだ。
長崎のおくんちでシャギリ(囃子の音)の音で、長崎っ子がわくわく、心躍らせる様に、真夏の立佞武多の囃子、かけ声が聞こえると、自然と真夏のエネルギーが爆発する事だろう。 立佞武多と対面していると、猛吹雪、地吹雪の事をすっかり忘れてしまった。
青森 山菜料理、けの汁は、まだ出されていない
その後、津軽三味線のライブをやる居酒屋へ、三味線のばちを激しくたたく独特の津軽三味線は、寒い戸口(ずいぶん昔)へ、三味線を弾きながら各家を訪ねた頃、寒さ対策の一つであった? 三味線の太鼓の部分は猫の皮でなくて、犬(雌)の皮が最適だそうです(今や、韓国、中国から輸入)。 津軽節を堪能。
津軽三味線ライブ、居酒屋
津軽節と津軽三味線
鰺ヶ沢スキー場、雪ねぶた
山菜料理、蕗のとう、わらび等のてんぷら、ナメコ汁、けの汁(蕗、ワラビ、ゼンマイ、大根、にんじん、ゴボウ、沢山の山菜等がは入っている)これは、特に、けの:正月三が日のことらしい。 山菜入り汁を沢山作り、このお正月の間、主婦、女たちをくつろがす作り置き料理で、料理作りから解放、休息させる意味があったとか、けの汁はホテルの夕食にも毎晩登場した。
スキー場の雪ねぶた
青森リンゴ、各地発送OK
翌日の夕刻、ホテルの裏山のスロープ(スキー場)から雪ねぶたが現れた。スキーヤーが付き添いゆっくりとねぶたが滑り降りて来た。 花火が上がり、はねともやって来た。 見ていると体が寒く身震い、ねぶたはやはり「夏のお祭」り。明日は、大いにスキーを楽しむつもり。 岡本