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イタチ川の橋にイタチの像
イタチ川の案内
京浜東北線(根岸線)の本郷台駅前(大船駅の一つ手前)からイタチ(鼬)川沿いに鎌倉へ向け歩く。 なぜイタチの名前? かつては、この小川でイタチ達が魚を狙い、捕らえていたのだろうか?
一方、この本郷台の本郷とは、鎌倉時代からの由緒ある名前で、他の郷(当初は五十戸をもって一郷とされた)の規準的な意味合いがあり、本郷と呼ばれ、この辺りは、穀倉地帯でもあったそうである。 本郷台駅前の記念碑を読んで、このことを知りました。
イタチ川に鯉が泳ぐ
アカツメクサと遊ぶ園児、幸せ一杯
イタチ川沿いにきれいな花
歩きながら、イタチ川を覗くと、鯉が泳ぎ、小魚が泳いでいるのが目にとまる。 友人の話では、数度見た事があるそうだが、カワセミがやって来て、この川に飛び込み、見事に小魚を捕らえるそうだ。
カメラを据え付け、カワセミを待つ!
数名のカメラマンが集まり、高級そうな望遠レンズ付きのカメラを据え付けている。その一瞬を撮るのだろう。カメラを構えている。 川辺を見ると、カワセミがとまる「止まり木」までつくられている。 愛好家にはたまらない場所。
仮設されたカワセミの止まり木
グミの実がいっぱい、美味しい
桑の実、熟れるのにもう少し
森の中の水田
アカツメクサ(赤クローバー)や赤白の野草を見ながら、グミの実や桑の実を摘んでみた。これには、感激。
瀬上池(イタチ川の源流)
そして、上流へ、この川の源流は、瀬上池、約1時間30分程度の登り、茶色い色の水瓶(池)、瀬上池に到着。 休む間もなく、横浜市で一番の高地、大丸山(159.4m)を目指す、階段があり、かなりの難所、登り切ると、金沢八景方面、東京湾の景観が見渡せる。
横浜の最高地、大丸広場へ
遙か東京湾、金沢八景、追浜付近
ホタルの生息地
既に登り切ったグループが休息を取りながら歓談、昼食中。 弁当をめがけて鳶が襲うそうなので、注意警戒についての掲示板がある。 幸い、1羽のカラス、鳶もいない。
我々は、もう少し先での昼食を予定し、尾根伝いに、鎌倉カントリークラブを右手に見て、鎌倉天園(富士山、伊豆半島が遠望出来る)へ。 ここは、天園ハイキングコースで、鎌倉アルプスの一つとして宣伝されている。 一寸した岩山を登ると、太平山(159.2m)。鎌倉市で最も高地。 遙に戸塚、横浜方面を眺めることが出来る。大船方面と思われるが、紫色の塔が見える。なんだろうか?誰も判断できなかった。
ホタルの湿地
岩をくりぬいた山道、鎌倉へ
鎌倉天園、大平山の麓
大平山の表示、フェンスを越えると横浜方面が望める
弁当を自然観察センターの前で広げたのを思い出した。 おにぎり4個、卵焼き、小振りのハンバーグ、グリーンの鮮やかなインゲンに胡麻あえが食欲をそそる。 持参したウイスキーを少し飲む。 至福の時、此処も、鳶に注意と警告があった。
自然の中、弁当を食べる楽しさは、歓談もさることながら、手作り弁当は、また、格段に美味しく格別。 そして、元気に峠の茶屋に寄らずにやって来た天園。
獅子舞方面へ
由緒ある祠でしょうか?お供えの花あり
ここから、瑞泉寺(スイセン等花で有名、花の寺)へ向かう。 獅子舞(紅葉の名所だそうだ。)を抜ける。 落葉が多く、雨後は、ぬかるみ、滑りやすいだろう。 今日は、快晴。
足下に注意!と友人の声。 足下に気を配りながら更に瑞泉寺、鎌倉宮(護良親王が祀られている。)方面を目指す。 約4時間も歩いている。リックは重くないが、足腰に少し疲労感。 元気印!ジョギングを兼ねて走って登り、降りたりする人達がいる。 高齢者のハイカーも楽しそうに「こんにちは!」と挨拶。
瑞泉寺山門、奥の方向に花の寺がかくれている
鎌倉宮(大塔の宮:護良親王が祀られている
源頼朝の墓(裏山には、島津氏の墓地あり)
我々はハイキングコースでない山道を主に歩いて来たので、少々疲れ気味。 岩をくり抜いた山道(切り通し)を抜ける時、鎌倉幕府がまさに「護り堅牢な土地」であった感がする。 瑞泉寺を過ぎ、鎌倉宮、源頼朝の墓、そして鶴岡八幡宮へ出た。
鎌倉八幡宮
樹林の中での、爽やかなウグイスや小鳥たちの鳴き声が、急に世俗の喧噪に変わってしまった。 でも別の活力が感じられる。 約5時間のウオーキング(登山)は、友人の名ガイドで無事完了。 近傍に素晴らしいコースがあるものですね。またの機会が待たれます。 それにしても、鎌倉小町通りの「クリームあんみつ」は美味しかった。 岡本
源氏池(鶴岡八幡宮、太鼓橋の右側) 白蓮の花はなし 残念!