近況レポート
 

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標的輸送(新島村) (H24.11.6)


新島の夕日



新島の虹

東京から約150km南、伊豆半島から約50km東、伊豆大島、利島の南に新島(東京都新島村)が浮かぶ。
すぐ目の前に式根島(この島も新島村)が見える。

台風17号、18号(実際は、18号が先に来た)の接近で、岸壁(新島西側、黒根港)で、横浜大黒ふ頭から海上輸送、陸揚げしていた標的物件等(ミサイル試射用海上設置標的)を固縛し、台風に備えた。

その後、港湾・空港管理事務所から岸壁への出入りは禁止された。
台風の猛威を初体験。


新島へは、東京調布飛行場から小型機(ドルニエル、19人乗り)で、新島空港へ約30分、竹芝桟橋から大型船で、約8時間、高速船では4時間の交通便、そのほか伊豆下田港から船便があります。

人口約2、000人、来年は、国体の種目、ビーチバレーの会場になるとのことで、準備が進められている。


モニュメント



大型船接岸(新島黒根港)

キャンプ場に隣接した森の中に5面のコートがすでに出来上がっていた。

来年の夏には、民宿、ロッジ、ホテル(1軒)とも満杯が予測されている。

天候不良時は、ビーチバレーは中止されるとのことで、好天候を祈るばかり。

島内は、観光(島内見学)、サーフィン、キャンプ、フイシィングが目玉。

やはり夏場に若者が集まる。
水着姿で、サイクリング、そして、花火大会、ヨット仲間がやって来る。



ミサイル発射試験場(防衛省技研新島支所)


くさやの干物、コーカ石(いたるところにモアイがある)が有名。

ガラス製品(コーカ石から採る)が展示されている「ガラスの館」は、必見の場所。

コーカ石(抗火石:熱に強い)は、地中海の島(シシリー島)、そして、この新島からしか切り出せない貴重品。


ガラスの館



モアイ(コーカ石)

台風の猛威が去ると紺碧の空、大型船もやって来きた。

島内の人たちが出迎える。

急に活気に満ち、岸壁の駐車場は、知人、初対面の人たちを待ち受けた出迎えの人たちとで賑やかになる。


これを見ていると、変化の少ない島内では、なかなか楽しく、心が浮き浮きし、業務履行も進む。

伊豆半島の向こうに富士山が見える。

ミサイル発射試験場へ向かう途中、雉や、メジロ(伊豆七島メジロ:ひとまわり大きく人気あり)を見る。


海岸沿いの果実(メジロの大好物)



サーフィンのメッカ(羽伏海岸)



ハイビスカス(民宿の庭)

鹿が多く生息しているが、姿をあまり見せない。

台風の多い年は、蜂が低いところ(低木等に)に巣をつくる。

一方、雉が多くみられる年は、地震が来る。

こんな話を聞きながら、ミサイル発射のカウントダウンを待つ。

発射!目撃出来た。


65秒後に、標的の近く(約6Km沖)に水柱が上がった。



ミサイル試射(見えますか?地対地用)


標的の揚収が始まる。

作業工程は、約3日間の予定。

射場(山)から黒根港へ戻る。

山から海を見ると、波静かな青い海原。

大型船がのんびりと大島方面に航行している。


       岡本


標的揚収(黒根港)


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