近況レポート
 

目次

前ページ

次ページ

横浜自然観察の森 (H25.4.8)


上郷・森の家へ



野鳥の巣が見える

全国で数少ない「自然観察の森」を目指す。

JR大船駅から「金沢八景」行のバス。横浜市の南端、鎌倉市との境、上郷(横浜市栄区上郷町)で降車。

少し準備体操をして、「横浜自然観察の森」へ登りだす。

快晴、温度も18度程度、歩くのに快適。


上郷・森の家の案内・幟がある。今は、少し静かな様子。

新設されたころは、抽選でも宿泊が取れず、大混雑だったそうである。

鶯の綺麗な声が早速に迎えてくれる。

まだ練習中の鶯はケキョケキョ!とばかり美声をはり上げている。

野鳥の声が飛び交って森林の中に響き渡る。


ポトマック河畔からの里帰り櫻



ポトマック河畔からの里帰り櫻(葉櫻)



雑木林ファンクラブ

ポトマック河畔からの「里帰りの櫻(接ぎ木)」。

1912年、東京からワシントンへ「ソメイヨシノ」の「櫻の苗木3000本」が友好・親善のため送られた。

そして、ワシントン(ポトマック河畔)は、世界の櫻の名所になった。


植樹に貢献したのは、エリザ・R・シドモアさん。

今、横浜の山手外国人墓地に眠っている。

この「里帰り櫻」は、もう葉桜で、新緑の季節を先取りしている。


林の中に巣箱



いたち川の源流(小さい池)



ゲンジホタルの谷(説明版)



赤いモクレン

野鳥の巣や巣箱をみながらゲンジボタルの谷にやってきた。

6月、7月の夕刻には、蛍を見るイベントが行われ、大人気の場所は、この辺りのようだ。



昇龍橋(アーチ状の石橋)


少し森を下り、昇龍橋(上郷村社の参道にかかる石橋)を渡る。

横浜最古のアーチ状の橋。

鎌倉石(鎌倉今泉から産出する水成岩)で造れている。欄干は御影石。

大正4年にかけられた。


昇龍橋の説明



石橋の下流、いたち川



シャクナゲの花

「いたち川」の源流からやや麓になると、せせらぎの音が、少し疲労しつつある足を癒してくれる。

藪椿や川辺の野草も素晴らしい。


證菩提寺(五峯山一心院、古義真言宗高野山の古刹)

治永四年(1180年)源頼朝の発願で建立された。


水辺の野草



證菩提寺



一心院

平地部の「いたち川」沿いを歩く。

ウォーキングや散歩の人達が増えてきた。

子供達を遊ばせている若いお母さん達。


友人が言う、是非カワセミを見せたい!

いれば好いのだが?

3,4人がすでにカメラを構えている。

川辺に突き出た「止まり木」にカワセミが止まっている。


手まねきで、いるぞ!との合図。

デジカメで撮った。ラッキー。

すると、川上からもう一羽が飛んできた.


その一羽と一緒に川下の方向にカワセミは飛び去った。

カワセミを見ることが出来て幸運。


弘法大師像



カワセミがいる(止まり木に止まっている)



いたち川のいたち像



川の中にいたち(模型)

更に、どんどん河口に向かって歩く。

アオサギが獲物を狙っている。



アオサギ


道路端に「とつか屋」の跡。

此のあたりは、鎌倉時代から小菅谷と呼ばれ、小菅谷殿の領地だったらしい。

夕暮れになると小菅谷の明かりが見え、旅人達がほっとした所らしい。

山深い谷を抜けた辺りだったのか、今は、その当時を全く感じられない。


ヒヨドリを撮った



いたち川

「いたち川」から離れ、大船駅行きのバスに乗る。

バスに乗っていることは、こんなに極楽なのものなのかと感じる。

21,000歩、約4時間、散策をしながらの「自然観察」は、楽しかった。


        岡本


  目次 TOP 前ページ