近況レポート
 

目次

前ページ

次ページ

台風の新島 (H25.10.31)


新島港の東、利島が見える。その先は、大島(見えません)



標的船移動(荒天準備)



標的船組立て、高所作業

台風26号(25.10.16(水))が式根島、新島、大島方面を直撃しました。

当日夕刻から強風雨、夜半になると豪雨、強風音、時には窓が外に吸い込み出される様な恐怖を感じる。明け方、風速は落ち、雨だけが降り続いた。

大島の被害状況が報道されていた。滞在している新島は被害なし。


晴れた日には、東にすぐ視認できる大島の被害に心が痛む。

もちろん、新島での作業は、前日から、荒天準備、岸壁の中央部に100トンクレーン等で機材を移動させ、固縛。少し風に強さを感じるが、うねりなし。

白波が立ち始めている。


標的船の移動作業



連絡船(伊豆下田から)


危機管理の徹底もさることながら、島民の方々の行動はさすがで、窓は小窓に至るまで防護用の雨戸の取り付け、その電気ドリルの音、鉢植えの観葉植物、ハイビスカスなどの取り込み、素早いものである。

島の有線放送で、明日の小中学校、都立新島高校等は休校とのアナウンス。

間もなく、岸壁地区への「立ち入り禁止」が報じられ、防災センター、港湾空港管理事務所からの通達が出された。


高速水中翼船
(竹芝〜大島〜利島〜新島〜式根島〜神津島)



サーフィンのメッカ羽伏海岸(台風通過後)


羽伏海岸、台風の波が残る。



式根島(平たい島)の向こうに神津島



台風を乗り越えたハイビスカス



海岸沿いの間間下温泉(しお湯)の露天風呂から式根島も見る事が出来るでしょう。

もう鉢植えのハイビスカスも玄関に出された。

愛くるしい「伊豆七島めじろ」(島内でも許可書がないと飼えない)もやって来た。

何れを見ても、台風慣れしている様子、この様な状況を見ていると、なるほど理解ができる。

台風が去り、島に活気がもどる。

今度は取り付けた雨戸を取り払う音、電気ドリルの音、これは、まさにお祭りの太鼓の響きの様に感じられる。

一斉に車や自転車が走り出し、スーパー、個人商店(お土産屋等)に活況が戻る。


新島空港(ドルニエル機、19人乗り)



大型連絡船
(竹芝〜大島〜利島〜新島〜式根島〜神津島)

空港に離発着する航空機のエンジン音も聞こえ、通常の生活が帰ってきた。

航空機のエンジン音で、あれは何便、今日は早い、少し遅い。

島では、時間まで知ることが出来る鐘の音に匹敵する。

台風は去りました。
小中学校等に登校しましょう!と有線放送が知らせている。

ブルーの海と紺碧の空が帰ってきた。


              岡本


  目次 TOP 前ページ