近況レポート
 

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弘法山ハイキング (H25.1.14)


ハイキングコース案内(秦野駅校内)



弘法山公園入口(ここから登る)

神奈川県中西部、秦野市は、北西部に丹沢山地が連なり、相模湾を眺めることが出来る。

もちろん、霊峰「富士山」が見える。


弘法山公園ハイキングコースは、標高200m前後の山、浅間山(196m)、権現山(243m)、弘法山(237m)この三山を含め、弘法山と呼ばれている。

ここを縦走し、そして、吾妻山(125m)を経由し、鶴巻温泉へと通じている。


ハイキングコース案内板



秦野市が広がっている



おぼろげに富士山が見える

弘法山公園は、「歩け歩け運動推進大会」、「弘法桜まつり」、「瓜生野百八松明(八月、麦藁を束ねた松明を担ぎ登ってくる)」の伝統行事等の舞台である。

また、かながわの探鳥100選、桜の名所100選等に選ばれている。

浅間山の中腹で一休みすると、「富士山」が遥かにかすんで見える。まだ雑木の林の中で、森林浴も小鳥の声も楽しめない。


秦野市街(かっては、たばこの生産地、現在は、落花生、カーネイションの生産地)が広がっているのが見える。

丹沢山地はすぐそこ、江戸時代から「大山講」として、農民が五穀豊穣、雨乞いのため大山詣で賑わった矢倉沢街道(大山街道)が、この山道の先にある。

その大山が見える。少し冠雪している。


浅間山



冠雪の大山が見える



かながわの景勝50選「弘法山」

権現山を越える。権現山から弘法山への尾根道は、ハイキングコースの最高のスポットで、花の馬場道と称せられ、桜木は2000本を超えている花の名所。

馬場道とは、昔、農民がこの尾根道で、草競馬を楽しんだことから伝承されているとのこと。


あいにくの冬季のハイキングで、うららかな春、桜満開時を想像するだけ。

今は、かなり寒い、でも結構楽しい気分になる。

シジュウガラの群れが、木立の間を次から次へと飛び過ぎて行く。群れの中にメジロが数羽混じっている。

小鳥たちは、小鳥屋さんの籠の中の小鳥と違い、やはり、野鳥は、スマートで機敏。見ていると、自然と元気が出て来るように感じる。

鳴き声が、静かな木立の中に冴え渡っている。


鐘楼(弘法山山頂)



釈迦堂(弘法大師の木像)「弘法山山頂」



かながわの探鳥50選

弘法山の山頂に鐘楼、釈迦堂がある。なぜか野良猫が住み着いている。

オニギリを取り出し、そして、水分補給をしていると、かなり太った雉猫が近づいて来た。

ハイカー達から、かなり食べ物を与えられ、野良猫と言え、人慣れしている様子。そばを通って御堂の方へ行ってしまった。


餌を求めて、カラスもやって来て、クヌギの木の上から様子を窺っている。

釈迦堂にお参りし、吾妻山へ向かう。

尾根道は雑木、クヌギの木等の枯葉でいっぱい、地肌はほとんど見えない。

たまに、ドングリが落ちていている、まん丸いのを選んで拾い上げ、ポケットに入れた。


吾妻神社、ドングリが供えられている



相模湾が望める



弘法の里湯(案内板)

吾妻山から下りになった。

鶴巻温泉が楽しみ。旅館街の鶴巻温泉駅側に有名な「弘法の里湯」がある。

残念、たどり着くと、定休日とのこと。

大山講の灯篭をしげしげと見る。

昔は、大山講詣での人達が、この辺りで入浴を楽しんだであろうと想像しながら、大山講の灯篭を見るのみ。


弘法山公園ハイキング、約3時間、16,000歩。大いに楽しみました。

近づく春、桜花爛漫の尾根道は、さぞかし素晴らしいだろう!

目指した「弘法の里湯」温泉以外では、入浴せずに鶴巻温泉を抜けた。


         岡本


大山講の灯篭(弘法の里湯への入口にある)


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