近況レポート
 

目次

前ページ

次ページ

スキーの楽しさ (H26.2.20)


ゴンドラ乗り場



ゴンドラ山頂駅

少しの恐怖心、向上心、心地良さを感じながら雪吹雪をものともせずスロープを滑り出す時、何にも代えがたい楽しさがある。初動では結構なプレッシャーがある。

体にゲレンデのアップ、ダウンからの圧力が伝わり、傾斜変化への対応を体自身が反応し始めると、スキーコントロールをより慎重にと思う。


もちろんゲレンデ沿いの白樺やブナ林は飛び過ぎる。

これらは、スキーの基本姿勢、斜面に対する自分の姿勢を確認するための対象物体としては、絶好である。木立の立ち姿に対して、自分なりにある傾斜角を維持しながらスキーの中央に乗るつもりでスロープを描く。



ゲレンデの向こうに津軽平野


現代のカービングスキーは昔の長いスキーと少し操作が異なる。友人(指導員)が何回かスキースタイルを直すべく、いろいろ指摘、デモをして見せてくれるが、なかなか真似をするのは、困難。つい、指摘されたスタイル保持をおろそかにし、かつ、スピードが出ると、基本姿勢を失い、昔のスタイルに戻ってしまう。常に両足で斜面(雪面)を踏みつけ、体重がスキーの上に常に乗っていることは、カービングスキーの神髄らしい。

うまく行くと、かなりスムースに円を描き、見事なシュプールが残る。楽しい気分になる。ゴンドラで登るとき、滑り降りてくるスキーヤー達を見ながら、それぞれのスキー姿を自分に当てはめ、イメージトレーニングをする。

山頂に陽がさし、見事な樹氷が群がって山頂へ競り上がっているのが見える。
本当の岩木山山頂は、見えているトップの裏側らしい。西の方向に白神山地も遥かに望める。雪質は、最上級で、スキーで雪を押し付ながら歩くと、キュッ、キュッと雪が鳴く。


山陰の濱の「鳴き砂」の様だ、基本姿勢に十分留意しながら滑走を始める。

ストック操作が大きいと教えられ、姿勢も逆と!言われ、混乱してしまう。

この時は、スキーの楽しさはあまり沸かない。ここが楽しさに繋がる原点と思い、何回もやってみる。

最後に、勝手に滑走してみると、結構うまく滑れているように感じる。楽しい。仲間が、飛んでいる様に滑り降りて行く、上手いものだ。


ホテルの夕食(バイオキング:一回目・・・・)



スキーを装着、いざゲレンデへ

スキー場にアナウンス、ゴンドラの運転終了の知らせだ!夢中でスキーをしていると、時間の経過は本当に早い、

楽しいお風呂、夕食が待っている。ホテルの前で自分の姿を映してみた。態勢のあり方、ストックの持つ角度、ひざの角度等、なるほど姿見鏡の様になるガラス扉もスキーの先生だ。ゴンドラは運転終了。



ゲレンデの中腹で一休み


山頂、稜線に夕日が美しい、振り返り津軽平野を見る。あいにく日本海は見えない。

スキーの楽しさは、技量の向上もさることながら、素晴らしい雪景色、自然の美を感じる事。

最後に、無事でホテル前に帰り着き、ほっと、安堵感を感じる、この時、新たにスキーの楽しさが、また湧いてくるように思える。



        岡本


ホテルの窓から岩木山のゲレンデがぼやけて見える


  目次 TOP 前ページ