近況レポート
 

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生田緑地(川崎市多摩区)探索 (H26.7.30)


向ケ丘遊園駅前の案内板



生田緑地(東口)

生田緑地は、都心の憩いの緑地で向ケ丘遊園駅(小田急)から800m。

鎌倉時代、稲毛三郎重成の居城が緑地の中央の枡形山にあり、川崎市のほぼ全域は稲毛(稲毛の荘)と呼ばれていたらしい。

現在、緑豊かな都市公園が残り、生田緑地(川崎市多摩区、東生田、宮前区初山にある都市公園)と呼ばれ、バラ苑、梅園、藍染め工房、古民家があり、岡本太郎美術館も平成11年に開館されている。



日本民家園


野鳥の森のコースから健脚コースを歩く。少し登ると、森林、雑木林で、鶯が盛んに鳴いている。

コースはかなり整備されて、小石で地固めされた所や、落ち葉の残る自然の山道がある。そんなに厳しいウォーキング(約3時間)ではない。

梅雨明け間もない暑さも木立のお蔭で、少し汗が出る程度。


つつじ山(健脚コースの中途)



母の塔(岡本太郎美術館)



樹霊(岡本太郎美術館)

つつじ山にやって来た。少し休憩。

隣は、生田緑地ゴルフコース。ゴルファーがピカピカと歩くたびに、日光で手に持ったクラブを光らせながらラウンドしている。

山道を登り、休息所で見ていると、なんとなく優雅に見える。

季節外れで、つつじ、梅園の梅の花、バラ苑も楽しめない。



藍染め(伝統工芸館)


岡本太郎美術館の母の塔、樹霊のブロンズを見て、藍染め等の伝統工芸館へ。

ここには、戸隠のそば粉を使った「そば処」がある。おにぎりを食べる場所を探しながら、蛍の里方面へ進む。

「ここからは犬を連れてはいらないで下さい!」と掲示板あり、自然保護にかなり留意されている様子。


ホタルの里(稲が植えられている)



渡り橋傍に白い野草

木陰で、木製の椅子に腰かけ、おにぎりを取り出す。

山中での昼食は、大きな楽しみの一時。水分補給は、後、約1時間のウォーキングを考え、ボトルの水を少し残して、喉を潤す。



源氏ボタル案内版


周りの雑木林は、強い日差しに負けず鮮やかな濃緑色。小鳥の声は、ほとんどが鶯かホトトギス、トッキョキョカキョクと鳴くのがホトトギス、ホー、ホー、ケキョケキョケキョと鳴くのが鶯、かなり区分するのが困難。

鶯とホトトギスは天敵とのこと。真夏なので、ホトトギスが鳴いているのだろうか? 木立の中に響き渡っている。


戸隠神社跡(平成5年燃失)



枡形山展望台



枡形山山頂

枡形山山頂(84m)の展望台から東京方面、横浜方面、そして、読売ランドの観覧車を見る事が出来る。富士山は靄で見えず、スカイツリーも視認できない。



読売ランドの観覧車が見える


飯室山(枡形山城の出城があった)まで来るともう街並みが見え、急に蝉しぐれ。蝉しぐれは里に近いほどボリュームが高い様に感じる。山道でさほど感じなかったが、どうしてだろうか?

稲毛の荘、里には、暑い夏がやって来ている。


            岡本


横穴墓(豪族一族の墓:約30基現存)


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