近況レポート
 

目次

前ページ

次ページ

雪国の観光(青森) (H27.1.29)


岩木山から鰺ヶ沢港、日本海を望む



海の駅(わんど)

岩木山山頂部の樹氷を見ていると、厳しい雪国の結晶、象徴のように思える。スキーヤーよりもスノーボーダーが多くなったように思えるが、スキー教室は、まだまだ盛んで、ゼッケンを付けた小中学生の校外授業(スキー)で沸いている。

貸切バスで弘前、三沢方面からやって来ている。生徒たちは、ゴンドラ、リフトの前に行列し、若い歓声を上げている。


昼食は、スキー場の食堂を止めて、鰺ヶ沢港近くの海辺にある、「海鮮丼」の旨い店へ出かけることにした。「海鮮丼」と「ヒラメつけ丼」が絶品。著名人も立ち寄る所とのこと。

海辺の道路沿いでは、イカの生干しが旨そうな箇所も一杯ある。

食堂、「汐風」で海鮮丼を注文。まさに新鮮な海老がはみ出し、イクラが覆いかぶさり、雲丹、ヒラメも見える。日本海の汐の香りがするようで、食欲をそそる。


豪華な「海鮮丼」



海の駅、白子を抱いている鱈

「ヒラメつけ丼」は、食していると、ご飯がなくなり、ヒラメが残る、それほどたくさんのヒラメの切り身がびっしりと入っている、わさびをつけ汁に溶いてヒラメに付けると、更に格段に美味しい。

海の駅(わんど:我我のところ)で、海鮮魚介類のお店を見る。白子を抱いている大きな鱈、お腹の部分を触ってみると、少しふわふわしている。鱈よりお腹の白子の方が高価とのこと。この様な鱈を初めてみた。


2階は、鰺ヶ沢相撲館。大相撲、舞の海(現:大相撲解説者)の出身地で、たくさんの相撲関係の資料。

名勝負のビデオが流れている。かたどられた相撲土俵の向こうから相撲甚句が聞こえる。

なかなか見ごたえのある相撲館。有名力士の浴衣、行司さんの衣装などが展示され、相撲は、その昔には、神事だったこと、相撲の歴史も知ることができる。


鰺ヶ沢相撲館の土俵(海の駅2階にあり)



立佞武多(安倍晴明)、立佞武多館3Fから



立佞武多館

翌日は、五所川原市の立佞武多館、22m以上の立佞武多。3年に一度新しく作られる。ヤッテマレ!ヤッテマレ!の掛け声が聞こえるようだ。

毎年、8月4日から8月8日までの5日間、立佞武多がひきまわされ、この五所川原は熱気に包まれる。このため、電柱は、既に埋設されているが、この期間は、信号機も取り外されるそうだ。

22m以上の立佞武多がそのまま出入りできるため、立佞武多館の正面横は、扉が開くように設計されている。



津軽五所川原駅


平成16年、80年ぶりに立佞武多は関係者の努力によって登場し、今や、夏祭りの主役となっている。

タクシー運転手、この期間は商売できない。車の道がなくなる・・・・。

五所川原駅、ストーブ列車駅(ストーブ列車、鈴虫列車、風鈴列車がある。)もある。ここは、懐かしい。昭和初期の各地の駅を思いだたせる。


ストーブ列車(12月〜)、鈴虫列車(9月〜)、風鈴列車(7月〜)



居酒屋「だだん」の津軽三味線

夕刻から津軽三味線を聴かせる「居酒屋:だだん(三味線の意味)」で夕食、歓談。

津軽三味線の音色、この津軽三味線は、たたき三味線と言われるそうで、バチでたたく大きな音が特徴とのこと。なるほどエネルギッシュだ。

三味線の太鼓部分の皮は猫の皮ではなくて、犬の皮(猫より丈夫)、十三湖で採れたシジミの蒸しやきに津軽三味線、厳冬の厳しさを忘れてしまう。


             岡本


  目次 TOP 前ページ