近況レポート
 

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羽咋、金沢の旅 (H27.2.2)


兼六園の茶室



越前かに(羽咋国民休暇村)

能登半島、七尾線の羽咋(はくい)駅、能登半島の付け根に位置、少し車で走ると日本海がすぐに見える。

国民休暇村に泊まる。窓から白波立つ日本海が見える、松林を見ると木立は内陸部に向かって全部傾斜している、長年の間、海風に耐えている松林。

寒ブリ、越前かに、郷土海鮮料理、さっそく、越前かにの甲羅を手で剥がし、足を折って捌く、なるべく鋏を使わない。これが一番美味しい食べ方!
地酒とともに頂く。

窓辺に小雪が舞う、この絶景の冬景色を見るのも忘れるほどだ。


北陸本線で金沢、芦原温泉へ。意外と積雪はないが、ただ、風の冷たさは北陸。

江戸時代の代表的な林泉・回遊式大名庭園、「兼六園」に入園すると、雪吊りでカバーされた松、桜等の木立、このコントラストは見事。

夕顔亭、時雨亭等が水辺に浮いて見える。


春を待つ梅(兼六園の梅園)



小雪の中に金沢城



近江町市場の海鮮丼

中国宋の時代の詩人、李格非の書いた「洛陽名園記」の中からとったとされる、広大・幽邃・尽力・蒼古・水泉・眺望の六勝を兼備する意味から「兼六園」と命名されたそうだ。

なるほど金沢城に面したスロープをよく利用した巡回する名園。

ここからは、金沢市内や遠くに雪景色の山々も見る事が出来る。


金沢城は、鉛瓦の城、白い輝きで冴えている。

時々小雪がふりだし、一段と風情が出て来た。

多くが復元されているが、やっぱり加賀百万石が偲ばれる。

市内の武家屋敷、ひがし茶屋街を歩く。結構大勢の人達で賑やか、おしゃれなお店がある。


武家屋敷(金沢)



尾山神社(前田利家、尾松の方が祭神)



前田利家の兜(尾山神社)

近江町市場の賑わいには、びっくり。

さすがに金沢の御台所を担っている所、海鮮魚介類が一杯集まっている。

今際は、冬季でもあり、越前かにが主役、そして、鮭はもちろん、鱈、白子、烏賊が店先に並び、売り子さんの掛け声、呼び込みの声で市場は活気に満ちている。


一方、海鮮丼、お寿司等を目当てに食べにやって来たお客さんが、各食堂前に列を作っている。

満席ばかりで、すぐに入れるお店はなさそうだ。


金箔の土蔵(茶店街)



金沢駅正面の門構え



芦原温泉(公衆浴室)

富山、直江津と北陸本線を下る。車窓から見る日本海は少し黒く、波静か、降雪はなく、沖の方が少し青く映える。

越後湯沢駅に近くなるにつれて、豪雪地帯となった。

スキー場のナイター照明、オレンジ色の灯りが鉄道線路のほぼ近くから山頂まで登っている。灯りが白銀を取り囲んで、山頂に向ってだんだん小さくなり、輝きは、遠くに薄らいで見えている。

なんか、夏の灯篭流しを見ている様だ。
しかし、今は、まさにスキーシーズン。


                 岡本


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