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兼六園の茶室
越前かに(羽咋国民休暇村)
能登半島、七尾線の羽咋(はくい)駅、能登半島の付け根に位置、少し車で走ると日本海がすぐに見える。 国民休暇村に泊まる。窓から白波立つ日本海が見える、松林を見ると木立は内陸部に向かって全部傾斜している、長年の間、海風に耐えている松林。 寒ブリ、越前かに、郷土海鮮料理、さっそく、越前かにの甲羅を手で剥がし、足を折って捌く、なるべく鋏を使わない。これが一番美味しい食べ方! 地酒とともに頂く。 窓辺に小雪が舞う、この絶景の冬景色を見るのも忘れるほどだ。
北陸本線で金沢、芦原温泉へ。意外と積雪はないが、ただ、風の冷たさは北陸。 江戸時代の代表的な林泉・回遊式大名庭園、「兼六園」に入園すると、雪吊りでカバーされた松、桜等の木立、このコントラストは見事。 夕顔亭、時雨亭等が水辺に浮いて見える。
春を待つ梅(兼六園の梅園)
小雪の中に金沢城
近江町市場の海鮮丼
中国宋の時代の詩人、李格非の書いた「洛陽名園記」の中からとったとされる、広大・幽邃・尽力・蒼古・水泉・眺望の六勝を兼備する意味から「兼六園」と命名されたそうだ。 なるほど金沢城に面したスロープをよく利用した巡回する名園。 ここからは、金沢市内や遠くに雪景色の山々も見る事が出来る。
金沢城は、鉛瓦の城、白い輝きで冴えている。 時々小雪がふりだし、一段と風情が出て来た。 多くが復元されているが、やっぱり加賀百万石が偲ばれる。 市内の武家屋敷、ひがし茶屋街を歩く。結構大勢の人達で賑やか、おしゃれなお店がある。
武家屋敷(金沢)
尾山神社(前田利家、尾松の方が祭神)
前田利家の兜(尾山神社)
近江町市場の賑わいには、びっくり。 さすがに金沢の御台所を担っている所、海鮮魚介類が一杯集まっている。 今際は、冬季でもあり、越前かにが主役、そして、鮭はもちろん、鱈、白子、烏賊が店先に並び、売り子さんの掛け声、呼び込みの声で市場は活気に満ちている。
一方、海鮮丼、お寿司等を目当てに食べにやって来たお客さんが、各食堂前に列を作っている。 満席ばかりで、すぐに入れるお店はなさそうだ。
金箔の土蔵(茶店街)
金沢駅正面の門構え
芦原温泉(公衆浴室)
富山、直江津と北陸本線を下る。車窓から見る日本海は少し黒く、波静か、降雪はなく、沖の方が少し青く映える。 越後湯沢駅に近くなるにつれて、豪雪地帯となった。 スキー場のナイター照明、オレンジ色の灯りが鉄道線路のほぼ近くから山頂まで登っている。灯りが白銀を取り囲んで、山頂に向ってだんだん小さくなり、輝きは、遠くに薄らいで見えている。 なんか、夏の灯篭流しを見ている様だ。 しかし、今は、まさにスキーシーズン。 岡本