近況レポート
 

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城崎温泉(外湯巡り) (H27.3.4)


「鴻の湯」全景



城崎温泉元湯

城崎温泉(兵庫県豊岡市)は、外湯で有名。

旅館のお風呂に入らず、旅館の外のお風呂場に入浴することで、外湯と呼ばれている。

旅館の浴衣を着て、旅館の下駄を履き、カラン、カランと音をさせて歩き、好きなお風呂を目指す。

これが城崎温泉の昔からの温泉気分に満ちたスタイル。


もちろん、入湯券が各旅館の玄関口には置いてあるので、宿泊客は、これを持って出かける。

宿泊していない人は、好きな外湯に飛び込み、そこで、入湯券を購入する(1回600円)。1200円出すと、どこの外湯でも無料で自由に入浴可能。


「鴻の湯」、外湯の元祖



店頭に並ぶ「松葉カニ」



松葉かに湯楽朝市

ちなみに、外湯では最古と言われ、コウノトリが足の傷を癒していたと言われる「鴻の湯」、道智上人(温泉寺の開祖)の千日祈願で、温泉が沸き出した「まんだら湯」、「御所の湯」、「一ノ湯」、「柳湯」、泉源から地蔵さんが出たと言われる「地蔵湯」、展望露天風呂のある「さとの湯」と七つの外湯があり、城崎温泉観光では、外湯めぐりが楽しみの一つ。


冬季は、小雪を楽しむ雪見の湯が風流だそうだが、今日は、生憎の雨。この中でも、湯の里通り等は、外湯めぐりのお客さんで賑やか。

松葉カニ(ずわいカニ)の最盛期。店頭の呼び声に、つい覗いてみる。「生の松葉カニ」から既に「ゆがいた松葉カニ」、そして、日本海の新鮮な海産物が並んでいる。カニ味噌を一つ土産に買ってみた。


生の松葉カニ



木屋町通り、桜は、まだ!



食欲をそそる「焼カニ定食」

外湯「鴻の湯」、「御所の湯」と入浴、そして、昼食時で、少し混み合っているが、我慢して待ち、「焼カニ定食」を食べる。

美味しい! 焼いたカニの香ばしい匂い、カニ身の部分は意外と取りやすい。

ビールは、何杯もいけそうだ。ただし、少しにして、また、外湯めぐり、「一の湯」、「まんだら湯」と計四つ外湯めぐりを堪能。

入浴心得:浴室は浮世の疲れを流すところ 騒ぐは風流知らぬ者なり・・・と掲示されていた。

川沿いに桜木立が並ぶ京都風の木屋町通りを通り過ぎる。



春を告げている蠟梅の花


ここは、桜の時期ともなれば、素晴らしい場所となるだろう。

橋のたもとに、春を告げる黄色い蠟梅が咲き匂っている。初夏のころには、蛍が舞うそうだ。

さすがに雨模様の今日は、城崎温泉の音、あの軽やかな下駄の音、カラン!カラン!のんびりした城崎温泉の「癒しの音」が聞こえないのは、少し寂しい。


            岡本


難病の人を救う祈願の「まんだら湯」


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