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智恩寺
この橋を渡ると、天橋立へ
日本三景の碑
松島、宮島と並ぶ日本三景の一つ、丹後の天橋立の渡り口に知恵の文殊と言われる「智恩寺」が見える。 天橋立は、海中に3.6kmに渡る砂嘴(さし)のみでなく、これを見渡せる「成相寺」山麓(傘松)の地と、この「智恩寺」を含め、国指定名勝「天橋立」と呼ばれています。
ロープウエイ、「股覗き」の場所が見える
世に言う三大文殊とは、奈良県桜井市の「阿部院」、京都府左京区の「金戒光明寺」と「智恩寺」、この寺の脇から橋立めぐりのボーターボートが出ている。 反対側の天橋立の向こうには、山麓中腹にロープウエイで登り切った所に、「股覗き」で有名な高台が見える。
剣豪岩見重太郎,かたき討ちの場所
天橋立神社(橋立中途)
天橋立を歩き始める
若狭湾に向かって白い砂浜が広がり、海水浴シーズンの賑わいが待たれる。 しばらく散策すると、剣豪伝説に出て来る、岩見重太郎の敵討ちの碑がある。 現代と異なり、紙芝居の隆盛の時代には、少年のヒーローが岩見重太郎、特にヒヒ退治、石に向かっての試し切りか?天橋立を通勤、通学に使用している人達がいる、 この事実を、この人達への注意書きがあるのを見て、初めて認識。釣り人もいる、この辺りは、あさり採りで有名な場所と聞いた。
橋立湾の奥に一旦戻り、舟屋で有名な伊根浦地区へ、 道の駅「舟屋の里伊根」から伊根湾を見ると船のガレージと言われる二階建ての家屋の一階が漁船の出入り出来るようにぽっかりと口を開けている家々(約230家ある)が見える。 大正の初めころまでは、ブリ、鯨漁で有名でもあり、古代では、大陸との交易でも栄えた所。
天橋立入口に釣り人
タンゴ鉄道
最近では、民宿、観光の町、湾の真ん中には青島が浮かんでいる。 この島に昭和17年ころ、魚雷発射場が建設されたが、一度も使用されてはいない。 ウナギ通りと言われる海沿いの細い道、造り酒屋の蔵が並んでいる。なかなか趣を感じられる通り。
舟屋群
ウナギ通りと造り酒屋
通りの山川に八坂神社(京都の八坂神社から牛頭天王を勧請した)があり、夏祭りではこの神社を目指し、湾内では、4艘の舟屋台が出て「海の祇園祭」と呼ばれる伊根祭りで賑わう。浦島太郎の伝説もこの辺りらしい。 鯨漁での、追い込み、銛射ち等の活況が偲ばれる。大正期まで、鯨がこの湾内に入って来たとのこと勇壮な漁師たちの雄叫びが聞こえそうだ。
伊根湾の真ん中に青島
舟屋の端から若狭湾が見える
遊覧船から見た八坂神社、舟屋
経ケ岬(海抜144m、電波灯台があり、船舶に灯台の方位と距離を知らせている)。 琴引浜(鳴き砂で有名)を遠くに見ながら丹後半島を一周。 風光明媚な丹後半島、中でも、伊根町の舟屋群が特に印象に残り、浪漫があった様に感じた。 岡本