近況レポート
 

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雪の弘前城 (H27.1.26)


岩木山山頂が見える



見事な樹氷



バスから見える岩木山

岩木山(1625m)の南東麓に岩木山神社(別称:「お岩木さま」)が位置し、朱の楼門が杉の木立によく調和し、美しい。

また、雪景色の中で一際映える。



岩木山神社



岩木山神社(側面から)


岩木山への参道があるが、冬季なので神殿までしか行けない。

凍りつかない池の中に一匹の鯉が動いている。寒さに関係なさそうだ。

初詣では、相当の賑わいになるそうだ。


岩木山、極寒の池に泳ぐ鯉



リンゴの木立(津軽平野)



朱い橋と凍り付いたお濠



お城の松にとまったシラサギ

スキーの合間をみて、弘前城を訪ねた。三層の天守閣は江戸時代から今日まで、その威容を留め、三の丸の追手門はそれなりに威風堂々としている。

朱塗りの橋が、お濠に掛かっているが、橋の両脇、30センチほどは、除雪され、渡りやすくされている。しかし、お濠は雪で覆いかぶさり、半分以上は凍り付いている。



冬のしだれ桜の向こうに弘前城



弘前城から岩木山を望む


弘前藩主津軽家の代々の居城は、しだれ桜の向こうに見えて、格段に風格を感じる。春の桜の時期となると、まさに燃え上がるような様だろうと想像できる。

家紋の「杏葉牡丹」(京都の近衛家から使用を許可された。)が目に入る。


家紋「杏葉牡丹」



雪燈籠作成中



まだ灯り入れの穴がない雪灯籠



凍り付いたお濠

天守閣の移転作業中とのことで、作業場があり、少し風情を壊しているが、冬季の「雪燈籠まつり」の準備が進められている、冬季の「雪燈籠まつり」が近い。

春の「桜まつり」、秋の「紅葉まつり」に続く盛り上がりが、すぐそこまで来ているのを感じる。


雪燈籠に灯が入ると、冬季の風情はどうであろうか、幻想的で真っ白な雪、豪雪にさぞかし、映え輝くことだろう。



追手門


明治4年、廃藩置県、弘前、七戸、八戸、斗南、黒石の5県が置かれ、弘前県を改め青森県となり青森に県庁が置かれたが、大浦為信が1590年(天正18年)津軽地方を統一。

その後、関ヶ原の合戦に参戦、徳川幕府から津軽領有を承認され、高岡(現在の弘前)に新たな町割りを行い、次々と領地の開拓を始め、1628年(寛永5年)、高岡から「弘前」へ改称、近世都市として歩んだ長い歴史がここにある。


追手門の字が明確に見えない



スキー場(ナイター)

現在、弘前城は、弘前公園の中心にあり、弘前市民はもちろん、青森県民、そして、全国から多くの人達が、春夏秋冬問わず、この弘前城を訪れる。

特に、冬季の弘前城は、捨てがたく、美しく、風情がある。遠くに岩木山が見えている。


          
岡本


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