近況レポート
 

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中央アルプス木曽駒ヶ岳 (H28.8.2〜8.3)


千畳敷を歩く



宝剣岳(2931m)

中央道駒ヶ根IC(長野県)から菅の台バスセンターへ。シャトルバスで30分、しらび平ロープウエイに到着。

千畳敷(2615m)を目指し、ロープウエイで登る(約7分30秒)。お花畑として有名だ。到着すると、すでに登山者が千畳敷を楽しそうに歩いている。

散策する登山者もまさにきれいな動く花のように見える。
大カールの底に花畑、一週間前なら、あの有名な黒百合が見事だったそうだ。残念ながら見ることができない。

しかし、チングルマ(バラ科)などの高山植物、野草が登山者を楽しませてくれる。少し雨模様なので心配したが、何とか雨にならずにありがたい。



朝焼け


千畳敷を一周するのみで下山する登山者も多い。

約1時間30分かけて、宝剣岳(2931m)に登り、天狗荘に宿泊予定。2食付き、8,700円、休憩は300円となっている。

天狗荘にリックを預け、ストックだけ持ち、身軽になって、宝剣岳を目指す。少しガレ場、足元に注意しながら鎖を握りしめ、岩場の梯子を登る。

宝剣岳山頂は目前、少し空模様がおかしい。
山頂に無事到着(28.8,2)。
今にも雨になりそうなので、急ぎ下山する。


待ちに待った「朝焼け」



見事な雲海を見る



遥かに南アルプスをのぞむ



エーデルワイズが咲いている

岩場の鎖も冷たく感じる。やっぱり雨が降り出した。

鎖、梯子はもちろん足元に注意。せり出す岩に身を寄せ、安全に下山する。かなりの雨で、雨着も重く感じる。

山小屋に帰ってきた。ストーブが3台据え付けられ、それぞれ、濡れた衣類を乾燥させている。15℃と寒くはない。

夕食は17:00から、消灯は21:00。朝食は、05:00からだそうだ。外でテント生活予定の若い男女グループが降雨のため、小屋の中での炊事許可を得て、夕食準備。カレーライスを作り始めた。楽しい思い出になるだろうと羨ましく見ている。

ストーブを囲み、韓国人グループと話す。済州島近くから2度目の来日とのこと、明日は、周りを散策とのこと。日本の山山が大変気に入っている様子。


朝食前に朝焼けをと、山荘前で、日の出を待つ。
あまり良い天候ではなく、少し赤くなった程度。

はるかに南アルプスの北岳を望むことはできた。

約1時間の登山で、木曽駒ヶ岳に登頂。
岩ひばりが飛びまわり、アルプスの女王と言われる、エーデルワイズが咲いている。

かなりの霧で視界は良くない。山頂も霞んでいる。


霞の中、「駒ヶ岳」山頂



駒ヶ岳から約1時間下山、「濃が池」



咲き乱れる「チングルマ」

少し下山し、濃が池経由乗越浄土へ。濃が池は、氷河で削られできた池とのこと。今は、水量はほとんどない。

乗越浄土(山荘の前)に向かって登る、いたるところから清水が沸き出て、小さな沢になっている。

カレン(氷河が削った水の道?)とは、このようなものなのかもしれない。
やっと、再び千畳敷が見えるところに立った(28,8,3)。

これから下山するのみ。ロープウエイ乗り場が下方に見え、ホットする。
高山植物がさらに生き生きとしている。


       岡本


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