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チリ海軍練習帆船「エスメラルダ」晴海ふ頭へ
海自東京音楽隊が出迎え、演奏!
チリ海軍士官候補生
28.8.26(金)白い貴婦人と称されるチリ海軍練習帆船「エスメラルダ」が晴海ふ頭に、曳船に抱かれるようにして、ゆっくり4本マストの優雅な船体を現した。
ふ頭の奥には、すでに、ホストシップの海自護衛艦「まきなみ」が、横付けされ、これを見守っている。 海自東京音楽隊の出迎え演奏、歓迎の垂れ幕(エスメラルダ友の会が作成)が揺れる。 接岸まで数メートルの所で、船上のチリ海軍軍楽隊が、マーチ「軍艦」を演奏、出迎えた人々から大きな拍手が沸き起こった。国と国の結束、友情が増々固くなるようだ。
ホストシップ、海自護衛艦「まきなみ」が「エスメラルダ」を見守る
入港後、さっそく高所(マスト)作業
船首に国鳥、コンドルが飾られている
まさに、接岸前から、チリ海軍、海自の友好関係は高まっている。19世紀、日清戦争、そして、日露戦争(日本海海戦)で重要な働きをした「エスメラルダ」、日本名「和泉」はチリ海軍から日本政府に売却された防護巡洋艦であるが、現在の「エスメラルダ」は、6代目とのこと。 素晴らしい海の歴史がある。チリ海軍、日本海軍、海自へと友好関係が今日まで継承され、約100年とのこと、一つの感動を心に沸かせながら出迎えた。
国旗掲揚式の儀礼
接岸作業完了と同時に、チリ大使、海自横須賀地方総監、東京港ポートレディーによる歓迎行事、記念品,花束等の贈呈・ その後、「エスメラルダ」が運んできた、大きな日章旗が、ふ頭公園内の国旗掲揚台に揚げられた。 この国旗掲揚式場に出向くため、士官候補生等が岸壁を掲揚台まで行進する姿は見事で、見ている人に好印象を与えた。見事なパレードだった。
日本国旗に儀礼
翌日は、一般公開、そして、「エスメラルダ」乗員は、東郷神社参拝(28.8.29(月))を終え、30日(火)、釜山に向け出港して行った。 安全なる航海を祈る。 岡本