ハワイの空を飛んでいると水の出来る様子が手に取るようにわかります。
いつも北東の風が吹いているので、離陸は4(L又はR)滑走路を使い、ほぼ正面から風を受けながら飛びたちます。正面に切り立った大きな山があるので山頂付近に機首を向けていれば良好な姿勢と速度で上昇できます。晴天であっても山頂付近にはいつも大きな雨雲がかかっています。
東南に変針しワイキキ市街を見ながら高速道路上を飛びダイアヤモンドヘッドを過ぎると海に出ます。そこから海岸線を伝って東に飛び、そして北西に向かうと左手に大きな山々が延々と続いて見えます。離陸した時に正面にあった山々の裏側に来ているのです。切り立った絶壁です。大きな木はなく地肌が露出しています。近づいて見ると滝の水が上昇気流で上方に噴き上げられています。山頂付近は雨雲で一面に覆われていますが、その上空は青空です。
|