木製の階段が一直線に登っている。これを登る、少し曇り空、もう少し登れば、富士山も、素晴らしい湘南海岸も見えるだろう、朝8時頃だけれど、もう下山してくる登山者がいる。おそらく山頂の山小屋に一泊したのだろう。登りの私に登山道を譲り、どうぞ!と声をかけてくれる。登山には、登り優先の暗黙のマナーとルールがある。かなり登ってきた。
花立山荘(休息用の山小屋)で2度目の休息、アンパンを取り出し食べる、友人がバナナを一本くれた。とても美味しい。小屋の後ろを見ると、また、急な登りが見える、中途で振り返ると、はるか山間の向こうに、うっすらと湘南の海が見える。「江の島」が、いかにも小さい、富士山が見えてきた、ぼんやりだが、さすがに威容を感じる。
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