近況レポート
 

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丹後半島 (令和2年.3.16)


山陰海岸、最適の釣り場、グレ、イシダイが釣れる


京丹後市(京都北部)、丹後半島は、北端が、経ヶ岬(灯台あり)で、日本海を望み、北東は、若狭湾で、舞鶴(海軍ゆかりの港めぐり遊覧船:一日6便あり)、小浜湾に繋がり、日本海に突き出した半島。
この丹後半島は、日本三景の一つである天橋立、そして、伊根の舟屋、最北端子午線塔(東経135度、日本標準時子午線の最北地に建つシンボル、世界と日本の標準時刻を示している。)等があり、なかなか訪ねてみると趣がある。もちろん、食事処が多く、松葉カニ、海鮮料理の看板が誘っている。



五色浜の岩場看板



日本海を望む、静御前の生誕地


山陰、豊岡市(兵庫県北部)から友人と網野経由宮津湾(天橋立、伊根町方面)へ向う、山陰海岸の狭い道路だが、海岸線の景観、日本海の汐しぶきを見ながらドライブ。
源義経の愛妾、静御前の生誕地があった。日本海に向かった小高い民家の前、晩年をそこでおくったらしい。白拍子の最高の舞台の様でもあるので色々な風雪を感じる。



「真向きの龍」左甚五郎作



「真向きの龍」案内板



成相寺(西国二十八番札所大本山)


伊根町の舟屋の町並みを見て、成相寺(704年、文武天皇の勅願寺)へ。
天橋立を眼下に望む景勝地にあり、真応上人の開基または聖徳太子とも伝えられている。本尊は、身代わり観音、美人観音で名高い聖観世菩薩、この中に左甚五郎(飛騨の伝統的な彫刻職人)の作と伝わる。

江戸時代、雨乞いのため、龍の彫刻を成相寺に奉納することになり、甚五郎は途方にくれたが、成相のとある滝壺におり立ち、見る間に天空へ立ち上がる龍を見た。こうして完成したのが「真向きの龍」。この作品は、珍しく正面を向いており、右から見ても左から見ても自分の方を見ているように見え、「真向きの龍」と言われている。(パンフレットから)。


有名な、「天橋立の股覗き」は、本当はこの辺りの弁天山展望台からと言われているが、近くの傘松公園が有名。山道、府道53号線を抜けて来たかいがあり、景勝を見ていると、由良川、野田川方面も見えて、山椒大夫(森鴎外の小説)や大江山酒呑童子の伝説が頭をかすめる。



日本三景の一つ、天橋立



伊根の町、マップ



伊根の町並み


伊根の船宿(宮津市)の町並みが人気で、他府県からの自家用車が目に留まる。
釣り人、観光客共に、魚料理と銘酒「京の春」を求めているのか?
しかし、伊根漁港は、ひっそりとした感じで、静かに味わい楽しんでくださいと言わんばかりに海辺に町並を浮かべている。

道の駅にある食事処「油屋」で美味しい煮つけ料理を頂いた。海鮮料理に勝る美味しさだ。
真下に、伊根の町並みが見える。丹後半島は、海岸線は厳しく、湾口、入江は、優雅で、別名、海の京都と言われている。

              岡本

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